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ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (5)

  •  「野蛮な進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎 作者: ダグラス・ケンリック,山形浩生,森正史出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2014/07/18メディア: 単行この商品を含むブログ (12件) を見る 書は進化心理学者ダグラス・ケンリックによる進化心理学にかかる一般向けの科学啓蒙書だ.原題は「Sex, Murder, and the Meaning of Life」.ケンリックは,「パートナー探し,配偶(つまりセックスに関する)動機を印象づけることでアンケート調査の内容に変化があらわれるか」「どのようなヒトがどのような殺人ファンタジーを持つ傾向があるか」等を調査することによりヒトの心理,行動傾向が明らかになることを指して,「どん底」からの見方と呼んでいて,それが邦題の元になっている.書の内容はそれだけではなく,どん底からの見方で何がわかるかをまず提示し,それを統合し

     「野蛮な進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    umeten
    umeten 2014/09/15
    もういいわ死ぬわ
  •  「イカの心を探る」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    イカの心を探る 知の世界に生きる海の霊長類 (NHKブックス) 作者: 池田譲出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2011/06/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 207回この商品を含むブログ (9件) を見る 書はイカの知性に興味を抱いたイカの研究者の研究物語である.ヒト以外の動物の知性の研究については霊長類やイルカ,それに一部の鳥類のものが有名だが,イカというのは意表を突いている.書ではそのような研究にいたった経緯や研究の苦労物語を交えて語ってくれている. 書はまずイカとはいかなる動物かという紹介から始まる.分類学的にはタコやオウムガイと並んで軟体動物の頭足類に属し,大きくコウイカとツツイカに分かれるということになる.これらは全て海産である*1.日人はコウイカとツツイカを普通「イカ」と呼び区別しないが,英米では一般的な名称としてcuttlef

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    umeten
    umeten 2011/10/29
    「ダーウィンが来た」で見逃した奴だわ
  •  「予想通りに不合理」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,熊谷淳子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/11/21メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 31人 クリック: 417回この商品を含むブログ (152件) を見る 署はイスラエル出身の行動経済学者ダン・アリエリーによるヒトの様々な経済行動についてのである.社会心理学や行動経済学では,様々なヒトの行動特性の「非合理性」が話題にされるが,それについてのミクロ的な実験の結果を丁寧に紹介している. まず最初は選択において,比較すべきものが見あたらない選択肢より何らかの相対的な比較ができる選択肢に引きずられるという効果.マーケティング的には,売りたいものに対して,それよりちょっと見劣りするおとりアイテムをおけばいいということになる.これが様々なおとりを使った実験で見事に

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  •  「選挙のパラドクス」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    選挙のパラドクス―なぜあの人が選ばれるのか? 作者: ウィリアムパウンドストーン,篠儀直子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/06/25メディア: 単行購入: 8人 クリック: 83回この商品を含むブログ (19件) を見る ウィリアム・パウンドストーンは「囚人のジレンマ」とか「パラドックス大全」とか「ライフゲームの宇宙」とか「天才数学者はこう賭ける」などの著者で,ちょっと面白い数学の問題と実社会がどうつながっているかをうまく裁いてくれるコラムニスト兼サイエンスライターだ. ただ書はこれまでのとちょっと雰囲気が違っている.原題は「Gaming the Vote」.投票者の投票を使ってゲームをする,手玉にとってもてあそぶという感じだろうか.出版は今年(2008年)の2月.大統領選挙の年にあわせてリリースされていて,いまの投票システムに関するかなり先鋭的な問題意識が背後にあるの

     「選挙のパラドクス」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    umeten
    umeten 2008/07/27
    >実際に多くの選挙で公認漏れの無所属の立候補が票割れを生じさせて選挙の行方を変えている.これに対して正しい民主主義の観点からの議論はあまりなされていない
  • shorebird 進化心理学中心の書評など - 訳書出現 人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす

    人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす 作者: ランディ・ソーンヒル,クレイグ・パーマー,望月弘子出版社/メーカー: 青灯社発売日: 2006/07メディア: 単行購入: 2人 クリック: 152回この商品を含むブログ (25件) を見る 5年ほど前に欧米で出版されフェミニストから総スカンを浴びた有名なが今回翻訳されて書店に並んでいる. よくある社会生物学論争の典型のような誤解の上の批判や,まさに自然主義的誤謬による批判が多かったと伝わってきているが,フェミニズム陣営では見方はまた異なるのだろう. (進化心理学的立場からみると)「レイプについて真実を研究すること」と「レイプを行うことの是非を主張すること」はまったく異なることだと思うのだが,21世紀になってもヒトの心理学的な性向を生物学的に考えることへの嫌悪は残っているのだろう.プラグマティックに考えても,戦争を防ぐには戦争のこ

    shorebird 進化心理学中心の書評など - 訳書出現 人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす
    umeten
    umeten 2006/08/08
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