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ブックマーク / yamtom.hatenablog.com (4)

  • ノルウェーの移民政策は本当にそんなに素晴らしいのか - ふぇみにすとの論考

    JANJANに 「投票期間なんと2ヶ月半、ノルウェー国政選挙始まる 全人口の1割占める移民「新ノルウェー人」の投票率向上へ」という、三井マリ子さんによる記事が掲載されている。最近始まったという、ノルウェーの国政選挙について扱いつつ、ノルウェーにおける移民政策についても紹介するといった趣旨の文章である。 その中に、以下のような記述があった。 最近、移民法も改正されて、大人の移民にはノルウェー語を300時間無料で習得する権利が与えられた。このサービスは地方自治体の仕事だ。 これだけを読むと、ノルウェーは移民に大変寛容で、言語を習得するための無料の素晴らしいサービスを受ける権利を与えている国、という印象になる。 しかし、英文サイトを見ると、実は移民が永住権や市民権を申請したい場合、基的にノルウェー語を習得する「義務」が課された、ということのようだ。すなわち、ノルウェー語講座を最低300時間受け

    ノルウェーの移民政策は本当にそんなに素晴らしいのか - ふぇみにすとの論考
  • 日本女性学会ワークショップ『「ジェンダーフリー」と「バックラッシュ」を再考する』をふりかえって - ふぇみにすとの論考

    昨日の日曜日、お茶の水女子大学で開かれた日女性学会大会にて、ワークショップ『「ジェンダーフリー」と「バックラッシュ」を再考する』を開催した。コーディネーターは荻上チキさん(id:seijotcp)、斉藤正美さん(id:discour)と私、発言者は、伊田広行さん、金井淑子さん、細谷実さん、井上輝子さん、オンライン参加で小山エミさん(id:macska)という顔ぶれだった。 まずコーディネーター3名が、女性学会の「外部」として(斉藤、山口は中枢を担ってこなかった立場で、荻上は非会員)問題提起を行い、ほかの発言者にレスポンスをいただいた後で、オープン議論という形式だった。 このワークショップの概要は以下。 フェミニズム内の多様な立場から、「バックラッシュ」に関する書籍、サイトなどの編集、執筆に関わり、積極的に発言をしてきた発表者により、「ジェンダーフリー」をめぐる論争について今現在の観点から

    日本女性学会ワークショップ『「ジェンダーフリー」と「バックラッシュ」を再考する』をふりかえって - ふぇみにすとの論考
  • 伊藤公雄氏のいう相互批判の「作法」とは? - ふぇみにすとの論考

    伊田広行氏が具体的な批判対象を曖昧にしたまま、批判を展開し議論していることの問題を前回のエントリーで書いた。そして、12/12付のmacska.orgエントリーにて、macska氏も同様の批判を展開している。 この批判対象を曖昧にする傾向が、伊田氏に限らず、最近ジェンダー研究系の人々の間で目立つように思う。 伊藤公雄氏の『インパクション』154号(2006年10月)掲載の論文、「ジェンダー・フリー・ポリティクスのただ中で」は、まさにこの典型例といえるだろう。 なぜ「ジェンダーフリー」という言葉を伊藤氏が使って来たかの説明が延々となされた文なのだが、妙に文章中に括弧が多用されていて、主張が見えづらく、言い訳めいた感じに見えてしまう文章だ。そして、その中に、ちょこちょこ具体的に誰のどんな主張を指しているのか明記されない形の批判が登場するのだ。例えば、東京女性財団やバーバラ・ヒューストンの「ジェ

    伊藤公雄氏のいう相互批判の「作法」とは? - ふぇみにすとの論考
    umeten
    umeten 2006/12/15
    >それにしても、「90年代はうまくいっていたのに、バックラッシュですべてがおかしくなった」という史観は単純すぎはしないだろうか。
  • 主流女性学における「リブ=田中美津」像の問題と、『バックラッシュ!』の上野千鶴子インタビュー - ふぇみにすとの論考

    女性運動史における「江原史観」問題エントリにおいて、江原氏が初期リブ運動を東京の一団体である、「ぐるーぷ闘う女」でまとめて考察してしまっていることの問題点に若干言及した。江原氏のリブ=「ぐるーぷ闘う女」という図式は、すなわち、リブ運動を語るには、田中美津氏の思想「だけ」語ればよい、というような、主流女性学に蔓延する考え方を表しているように思う。 バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?の上野千鶴子氏のインタビューにおいて、上野氏はジェンダーフリーバッシングと、リブへのバッシングを対比している。そして「その歴史の強烈なカウンタ−パンチに、日で初めて肉声を与えたのが、田中美津でした。」(409)と主張している。 『資料日ウーマンリブ史』に掲載されている、飯島愛子氏など、「侵略=差別と斗うアジア婦人会議」のメンバーの文章は、後の人たちにリブの誕生を告げたという性質をもつだろう

    主流女性学における「リブ=田中美津」像の問題と、『バックラッシュ!』の上野千鶴子インタビュー - ふぇみにすとの論考
    umeten
    umeten 2006/07/17
    『リブ史』の出版にもかかわらず、いまだに『バックラッシュ!』本の上野氏のインタビューのように、リブ=田中美津氏であり、しかも75年以前の動きに限定されているいうイメージが再生産されている状況は、問題だ。
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