枕営業を持ちかけたり求めたりする人間はある程度の年齢・役職にある男性の場合が多い。ただし、女性の場合や、それらの相手を紹介したり唆したりする第三者が介在するような場合もある[4][5][7]。また、不道徳であることや、賄賂やハニートラップなどの教唆(共犯)となる可能性を避けるため、該当者となる人間自身は枕営業という隠語を直接は口に出さず、交換条件がセックスであることや、それによって得られる利益や本来の目的などは具体的な言葉として明言しない場合もある[6][11]。 日本の芸能界では古くから枕営業など性接待が行われている。かつては興行を取り仕切る暴力団と関係の深い芸能会社によって、興行などを巡る枕営業・性接待が常態化していた[12]。1970 - 1980年代には、俳優のスケジュールを押さえるため映画会社やプロデューサーが女性を用意して枕営業で接待することが横行しており、当時の芸能界を振り返