今月末に迫ったイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱。イギリスは離脱後、激変緩和のため現在のEUとの関係を維持する「移行期間」に入ります。移行期間はことし12月末までの1年足らず。イギリスはこの間に、EUと自由貿易協定を結ばなければなりません。期間内に双方が合意できなければ、関税などが突然復活して混乱が起きる、いわゆる「合意なき離脱」と同じ状況になります。 イギリスのジョンソン首相は、移行期間を延長しない方針ですが、1年足らずで交渉をまとめるのは至難の業だとも言われています。なぜ難しいのでしょうか。 かつて、日本とEUの間の協定の締結に向けた交渉に、日本側の首席交渉官としてあたった、元外交官の横田淳さんに見方を聞きました。(国際部記者 山田奈々) イギリスはこれまで、EUの「関税同盟」や「単一市場」に加わり、域内での貿易に関税がかからず、人や資本それにサービスが原則として自由に行き来でき
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