話を戻すが、肥満をメタボリックな側面だけでとらえるのは無理があり、メタボリックシンドロームって概念暴走が日本・米国では続いているが・・・そろそろ考え直す時期だと思う。 肥満と"reward system"(報酬系)に関する研究 肥満傾向と中脳辺縁系ドーパミンシグナルの障害の関係を示した論文が FASEB Journal (http://www.fasebj.org) 8月号に掲載とのこと(ソース:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-07/tuhs-opt072908.php)中脳辺縁系での神経伝達物質としてのドパミン放出はeuphoriaと関連し、薬物依存と関連する神経生化学的信号と考えられている。 肥満傾向ラットは、肥満抵抗性ラットに比べ、ドーパミン基礎値は50%ほど少なく、脳報酬系における刺激時ドーパミン遊離が有意に減衰している。 脳