消費者庁は4月30日、厚生労働省から昨年9月以降に通知された15件の医療事故を公表した。死亡事故は8件で、院内での感染症が推定される事故や手術中に容体が急変した事故など。残り7件は重傷事故で、リハビリ中に骨折したり、視力障害がある高齢患者がシャワーの準備中に転んで骨を折ったりしていた。 一方で「治療などのサービスと被害との因果関係がはっきりしない」として、関係機関が公表済みの1件を除き、被害者の性別や年代、事故が起きた都道府県や事業者名は公表しなかった。今後、因果関係が特定できれば改めて公表するという。