性同一性障害の人や同性愛者などで構成する松山市の支援団体「レインボープライド愛媛」が、各政党へ性的少数者についての施策を聞くアンケートを5日までに実施した。性的少数者の人権を守る施策について、多くの党が「必要」と答えたが、自民党は同性愛者へは必要ないと回答した。 アンケートは、回答を選択肢から選ぶ方式で11月21日に各党の本部へ送付。今月4日までに民主党、自民党、公明党、日本維新の会、共産党、社民党、6党が返答した。 性的少数者が生徒にいることを想定した学校教育については、6党とも「教育で性の多様性を教え差別や偏見を取り除いていく必要がある」との選択肢を回答。 「性的少数者の人権を守る施策の必要性」の質問では自民党以外の5党が「積極的な啓発や施策が必要」と回答し、自民党は「性同一性障害者への施策は必要だが、同性愛者へは必要ない」という項目を選んだ。 同性同士のカップルでの相続制度や
山梨県の中央自動車道上り線・笹子(ささご)トンネルの天井板崩落事故で、崩落した約130メートル区間の東京側、甲府側の両端に、ちぎれたり曲がったりしたボルトが内壁に残っていたことが13日、捜査関係者への取材でわかった。 いずれかの場所で、劣化した接着剤ごとボルトが脱落した後、崩落が拡大、接着剤の固定力が残っていた部分で止まったとみられる。県警は、劣化現象が一部区間に集中した原因などを調べる。下り線側で見つかったボルトの緩みを含め、危険な状態が見逃されていた可能性が濃厚となった。 捜査関係者によると、崩落区間の中央付近では、大部分のアンカーボルトが接着剤に覆われた状態で落下していた。ボルトを挿入していたトンネル上部内壁には、樹脂製の接着剤が残っていない穴があり、接着剤が劣化して固定力が落ち、ボルトと一緒に抜けることで崩落が引き起こされた可能性が高い。
【ソウル=門間順平】韓国国防省報道官は13日の記者会見で、北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射する前日の11日、短時間のうちに発射台からミサイルを取り外し、その後、再び設置した可能性を指摘した。 「11日午前(の衛星写真)にはなかったものが、午後には設置されていた」と語った。 韓国政府に対しては、野党や国内メディアから「ミサイル取り外し情報」に振り回され、警戒を緩めたとの批判が上がっている。報道官は、発射時期を特定されないよう「欺まん戦術」を使ったと北朝鮮を批判。その上で、「取り外し」とみられた状況が11日午後には変わったことを「(報道陣に)教えてあげたかったができず、残念で気の毒に思う」と釈明した。
【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会は12日、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を「非難する」との報道機関向け談話を採択したが、談話に「非難」の文言を盛り込むかどうかなどを巡り、米中両国が安保理非公開会合で対立、約1時間にわたる異例の激論を交わしていたことがわかった。 外交筋によると、米国が会合で談話の草案を提示。草案は「弾道ミサイル技術が使われた」と指摘、「域内の安定を損なう」とし、「非難する」ことを明示していたが、中国の李保東国連大使は、この三つの表現を削除するよう求めた。 これに対し、米国のライス国連大使は「安保理は既に北朝鮮に対し、二つの決議と二つの議長声明を出したのに、まだそんなことしか言えないのか」「中国の主張は冗談に過ぎない」などと批判。李大使も「米国だけが安保理の意向を決められるのではない」と反論した。 見かねた議長国モロッコのルリシュキ国連大使が、いったん
13日午後7時50分頃、千葉市中央区川崎町のJFEスチール東日本製鉄所千葉地区製鋼工場で、同社社員鈴木涼介さん(25)(千葉市中央区宮崎)が、原料の鉄鉱石を溶解炉に注入する装置の窓に上半身を入れたまま意識を失っているのを同僚の男性社員が発見した。 鈴木さんは搬送先の病院で間もなく死亡した。 千葉中央署によると、鈴木さんは同日午後7時35分頃から、鉄鉱石の注入量を調節する弁に不具合があったため、装置の窓を開けて一人で点検していた。装置の内部は一酸化炭素や窒素の濃度が通常より高くなりやすく、同署は中毒を起こした可能性があるとみて原因を調べている。
【染田屋竜太、京谷奈帆子】日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が衆院選の党公約に「原発ゼロ」を盛り込まなかったことに絡み、有識者でつくる大阪府市エネルギー戦略会議を理由に挙げているのは誤解を招くとして、同会議が14日の会合で「抗議声明」を出すことがわかった。 戦略会議は、橋下氏の主導で府市が2月に設置。脱原発に向けた具体的な道筋を検討してきた。 衆院解散後、橋下氏は原発ゼロを維新の公約に盛り込まなかった理由として、「戦略会議に原発ゼロのシミュレーション作りを指示したが、できあがっていない」などと説明。日本未来の党代表代行に就いた元委員の飯田哲也氏が会議で原発ゼロに向けたシナリオを出した時も「多くの委員が反対した」「まったく実現不可能」と発言していた。 関係者によると、戦略会議の委員から橋下氏の発言について「理解に苦しみ、誤解を招く」との声が高まり、声明で抗議の意思を示すことで合意した
バッキンガム宮殿で11日、ターバン姿で衛兵任務に就くジャティンデパル・シン・ブラーさん(左)=AP ロンドンのバッキンガム宮殿にターバン姿の衛兵が登場した。 毛皮の帽子が衛兵の伝統だが、シーク教徒のジャティンデパル・シン・ブラーさん(25)は、ターバンをかぶって任務に就くことが初めて認められた。 11日に発表された2011年の国勢調査結果によると、英国では過去10年で民族や宗教の多様化が進み、8人に1人が外国出身。最も多いのがインド出身者でポーランド、パキスタンと続いた。ロンドンでは白人の英国人が45%と初めて半数以下になった。(ロンドン)
強制わいせつ致傷の罪に問われた在沖米海兵隊、キャンプ瑞慶覧(ずけらん)所属の伍長、イアン・ターバー被告(21)の裁判員裁判で、那覇地裁(鈴木秀行裁判長)は13日、「被害者は殺されるかもしれないとの恐怖や絶望感を受け、負傷結果も軽くない」として、懲役4年(求刑懲役4年)の実刑判決を言い渡した。 判決などによると、ターバー被告は8月18日午前4時ごろ、那覇市の路上で、歩いていた40代の女性を倒して引きずり、わいせつな行為をした。女性は頭部打撲などのけがをした。
10年前の試合で作陽の青山選手(右奥)が放ったシュート。誤審で幻のゴールとなった=清水寿之撮影 【清水寿之】10年前、高校サッカーの誤審で全国大会出場の明暗が分かれた2校のメンバーが、再び顔を合わせる。15日に岡山県美作市で行われる作陽―水島工のOB戦。わだかまりができた相手や仲間とけじめをつけるために集う。 2002年11月、全国高校選手権への出場をかけた岡山県大会決勝。1―1で迎えた延長前半、作陽のMF青山敏弘選手(現J1広島)のシュートは水島工ゴール奥の支柱に跳ね返されて、ゴール外へ飛び出した。しかし、主審はゴールを認めず、水島工がPK戦を制して全国への切符を手にした。 試合後、日本サッカー協会は誤審を認めた。作陽を励ます声が相次いだ一方、水島工は中傷を受けた。インターネットには批判の書き込み。全国選手権へ向かう新幹線には護衛が付き、宿泊先に掲げられるはずの学校名が書かれた看板
インターネット検索大手ヤフーの株価を不正につり上げたとして、証券取引等監視委員会は13日、ヘッジファンドを運用している米国法人「タイガー・アジア・パートナーズ・エルエルシー」に対し、金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで課徴金納付命令を出すよう、金融庁に勧告した。 課徴金額は6571万円。インサイダー取引や相場操縦など不公正な株取引に対する課徴金としては過去最高額となった。 監視委によると、タイガー社は2009年3月17日、二つの外国籍のファンド名義で四つの証券会社を通じて大量の買い注文を出し、意図的にヤフーの株価をつり上げて自らの利益を図った疑いがある。株価は2万4310円から2万5340円に上昇した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら
新たに導入した証拠品保管専用の赤い段ボール箱=大阪市中央区の大阪府警本部 大阪府警は、証拠品の一斉点検を実施し、117事件301点の紛失を確認し、13日に公表した。うち11事件16点は強盗殺人・殺人(未遂を含む)事件だった。今年に入って証拠品紛失に伴う捏造(ねつぞう)など不祥事が相次いで発覚したことを受けた異例の調査。新たに発覚した紛失で、捜査や公判に著しい影響はない、としている。 府警は、不手際を取り繕うため捜査書類に虚偽記載したり、拾った覚醒剤を焼却したりした男性の警部補(当時)3人を書類送検した。別の2事件で数人を近く立件する方針。 点検対象は全65警察署と本部18部署で、紛失はその4割余りの33署2部署で確認された。証拠品が残る1995年以降の約1万6千事件の約4万5千点について4月以降、関係資料と照合するなどした。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必
【JR東日本発表】中央・総武各駅停車は、錦糸町〜新小岩駅間での線路内発煙の影響で、上下線で運転を見合わせています。総武快速線も上下線で運転を見合わせています。 関連リンク交通情報交通・地震・災害情報は携帯でも。「朝日ライフラインNEWS」
愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子(ぞうし)支店で11月、客と職員計5人が最長13時間にわたり人質にされた事件で、名古屋地検は13日、無職長久保浩二容疑者(32)を人質強要処罰法違反と銃刀法違反の罪で起訴した。 逮捕後、長久保容疑者は「自暴自棄になった」「世の中を変えたかった」と話しているが、捜査幹部は「目的がまったくわからなかった」と振り返る。 立てこもっている間、人質に110番通報させて警察に要求を伝えた。当初は「内閣を総辞職させろ」と要求。飲食料やたばこを求めたかと思えば、拡声機や、夜になると警察官の動きを把握するためか、投光器の設置を求めた。 長久保容疑者は逮捕後、「テレビで紹介された昔の事件をまねた。いつかやろうと思っていた」とも話した。県警は、1979年に大阪市で起きた「三菱銀行北畠支店猟銃乱射事件」を参考にしたとみる。シャッターを閉めさせたり、自分の回りに人質を置いたりした
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