西武ホールディングス(9024)は10日、50年以上にわたり営業を休止している埼玉県川越市の安比奈(あひな)線を廃止すると発表した。同線上で計画していた車両基地を廃止し、関連して減損損失126億4000万円を2015年4~12月期に特別損失として計上した。安比奈線は西武新宿線の南大塚駅(川越市)と入間川河川敷を結ぶ貨物専用線。西武HD広報によると「1963年に休止となった」
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西武ホールディングス(HD)は10日、西武新宿線南大塚駅から延びる貨物専用の安比奈(あひな)線(南大塚―安比奈、3・2キロ)を廃止する、と発表した。バブル期に計画された安比奈車両基地の廃止が決まったため。半世紀以上休止された路線に、ついに終止符が打たれる。 安比奈線は運行を休止しているが、西武鉄道の会社概要にも掲載されている「営業路線」。南大塚駅から西の入間川に向けて延び、途中に新駅の計画もあった。入間川河川敷からとった砂利の輸送線として1925(大正14)年に開通。関東大震災や戦後の復興需要で活躍したが、砂利の需要減や採取規制強化により、63年以降、「休止」扱いとなったままだ。 87年になって、安比奈駅の跡地周辺に約300両をとめられる安比奈車両基地の計画が浮上。川越市など関係自治体にも説明していたが、車両増強計画の見直しもあって実現しなかった。南大塚駅からは単線の線路が現在も延びるが、
西武ホールディングス(HD)は10日、西武鉄道が埼玉県川越市に建設予定だった「安比奈(あひな)車両基地」の計画を取りやめると発表した。西武新宿線南大塚駅(同市)から分岐する「安比奈線」を半世紀ぶりに復活させ、新駅を設けて旅客輸送する構想は正式に中止となった。 中止の理由について、西武HDは同日の決算会見で「南入曽車両基地(同県狭山市)の増強などにより、新基地の必要がなくなった」と説明した。 安比奈線は、南大塚駅で北側に分岐後、国道16号と交差し、入間川沿いへと続く全長約3キロの貨物線。かつては入間川で採取した川砂利を輸送していたが、昭和42年に休止された。 同線を活用して車両基地を建設する計画は、西武新宿線の旅客増加に対応する目的で60年代に浮上。一時は無期延期となったが、西武鉄道は平成20年に検討継続を表明していた。 西武HDは計画中止に伴い、車両基地の用地約20ヘクタールに関する減損損
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