天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」が10日午後、皇居から赤坂御所までの約4・6キロで行われた。穏やかな晩秋の日差しの下、天皇、皇后両陛下は特注のオープンカーに乗り、にこやかに手を振り続けた。沿道には約11万9000人(内閣府発表)が詰め掛け祝福。約30分にわたって歓声が響き、新時代の「象徴」へ期待の声が上がった。 【写真】100年以上にわたって継承された皇后さまのティアラ オープンカーの前後を走行し、至近距離から両陛下の護衛に当たった6台のサイドカー(側車)がSNS上で「カッコイイ」などと話題を呼んでいる。 関係者によると、皇宮警察とホンダが昨年に共同開発した完全オリジナルモデルで、「ホンダゴールドウィング1800」をベースとしたバイク部にボックス部(通称・船)を接続。瞬時に順走から逆走に切り替えられるなどの改良が加えられている。 護衛を担当するのは皇宮警察「側車