12月の末に行われたロシア選手権で、283.48というとてつもないスコアで優勝した15歳のカミラ・ワリエワ。国内大会のためISUの記録には残らないものの、その桁外れの実力に日本でも大きな注目を浴びている。 しなやかに身体を使う優雅な表現力と、男子に混ざっても戦えるほどのジャンプ能力。3アクセルと、4サルコウ、4トウループをはじめとする全てのジャンプを、両手をまっすぐ頭上で揃えた姿勢で跳ぶ。 ところでこのジャンプを「タノジャンプ」と表記している日本メディアの記事が、このところいくつか目についた。だが、これは正しい表記ではない。