【箭本進一】ゲームのご先祖様:「スプラトゥーン2」のルーツを尋ねて ライター:箭本進一 箭本進一 / ゲーム系ライター。最新作からレトロゲームまで幅広く遊ぶ 箭本進一「ゲームのご先祖様」 日々,無数の新作が発売されるゲーム業界ですが,「新しいもの」は突然変異的に現れるわけでなく,偉大な先人達が積み上げてきた工夫や試行錯誤がそこにはあります。この連載では,筆者が独自の見解で新作を分析。ルーツと思しきゲームを探ったり,新作の画期的な要素がこれまでのゲームでどのように取り上げられてきたのかを探っていこうと思っています。 第2回は任天堂の「スプラトゥーン2」について取り上げてみましょう。 「スプラトゥーン2」のルーツを尋ねて 「スプラトゥーン2」は,イカとヒトの姿に変身できる「インクリング」たちが,インクが飛び出す「ブキ」を使って,フィールドを塗った面積(ナワバリ)を競うサードパーソンシューター