大阪市の橋下徹市長が辞職と出直し選挙への立候補を表明したことについて、道州制問題でタッグを組む宮城県の村井嘉浩知事は3日の定例会見で、「議員の皆様と意見が合わないときは、粘り強く話をして理解いただけるよう汗を流すのが王道だ。私なら出直し選挙はしない」と苦言を呈した。 村井知事は「大阪都構想だけで市民は市長を選んだわけではない。選挙をすると市政が止まるし、(選挙費用の)約6億円は大きな負担になる」と指摘。「(在職中の)9年間、私も苦しいときもあったが、議会の皆様に理解いただけるように誠心誠意努力してきた」と述べた。 村井知事は、橋下市長とともに、道州制推進知事・指定都市市長連合で共同代表を務めている。