ブックマーク / katukawa.com (3)

  • 検討会という茶番 - 勝川俊雄公式サイト

    先日、水産庁の資源管理あり方検討会が開かれた。この手の検討会が開かれるのは実に6年ぶりである。6年前の検討会は、資源管理反対派を集めて、資源管理をしない言い訳を並べただけだった。今回も、俺以外はこれまでと同じメンバー。水産庁OBが大勢をしめる委員たちは、「日の漁業管理はすばらしい」と自画自賛しているだけ。今年の3月から6月まで、密度が低い会議をたった6回しただけで、国の漁業政策の方針を決めようというのだから、乱暴な話である。 水産庁にとって、この手の会議は、財務省と政治家に予算をねだるための儀式である。議論の内容ではなく、会議をやったという既成事実が重要なのだ。会議の着地点(とりまとめ)は、あらかじめ決められている出来レースだ。その証拠に、俺以外の委員は、「日の漁業は現状でうまくいっている」と言い張って、個別漁獲枠方式(IQ方式)の問題点を並べて反対していたのだけど、会議のとりまとめは

    unamu_s
    unamu_s 2014/08/25
    検討会の議事録を読むと勝川さんは自分のやり方だけが「資源管理」みたいに考えているように個人的には思えた。「IQ」さえやればすべてうまくいくかのような主張は昔の「郵政民営化」みたいな印象を受ける。
  • 6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。 - 勝川俊雄公式サイト

    前回の記事で紹介した会議は平成20年なので6年も前の話です。「資源管理のあり方検討会」というのが、今年の3月から開かれています。何の風の吹き回しか解らないのですが、水産庁から委員になって欲しいという依頼がありました。「資源管理をやることを前提に、前向きに議論をしたい」という話だったので、委員を引き受けました。 資源管理のあり方検討会 概要 水産資源の適切な保存管理は、国民に対する水産物の安定供給の確保や水産業の健全な発展の基盤となる極めて重要なものです。 しかし、かつて1千万トンを超える水準にあった我が国の漁業生産は、現在は500万トンを下回る水準となっています。こうした状況の中で、水産日の復活を果たすためには、世界三大漁場と言われる恵まれた漁場環境を活かしながら、水産資源の適切な管理を通じて、水産資源の回復と漁業生産量の維持増大を実現することが喫緊の課題となっています。 このため、現在

    6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。 - 勝川俊雄公式サイト
    unamu_s
    unamu_s 2014/04/14
    誰の肩を持つわけでもないけれど、アンケートには「いつと比べて」がなく設問が大ざっぱな気がしないでもない。また「40%が『低位』」は事実だけど平成9年は60%だったことも考慮した方がいいように思う。
  • 漁業の生産性が上がらない構造的な理由 - 勝川俊雄公式サイト

    前回の記事で、「漁師が魚を捕って生計を立てられる」ことの重要性を指摘した。では、漁業の生産性を上げるにはどうすれば良いかを考えてみよう。 漁業の収益は次のように単純化できる。 漁業収益 = 売り上げ-経費 = 魚価 × 漁獲量 - 経費 漁業収益を増やすには、次の3つの方向性がある。 1)魚価を上げる 2)漁獲量を増やす 3)経費を減らす では、どの方向を目指すかということを考えていくと、八方ふさがりの漁業の現実に直面する。 1)魚価をあげるのは難しい 週末のスーパーの特売のチラシを見れば、「アジ一尾100円」という具合に、まだ獲っていない魚の値段がすでに入っている。購買力をもつ大手小売りチェーンによって、末端の魚価は決められているのだ。スーパーは自分の利益が出るような価格で、どこかから魚を引っ張ってくる。流通業者は、さらに自分たちの経費を引いた値段でしか魚を買えない。出口の価格を決められ

    unamu_s
    unamu_s 2012/07/05
    漁師さんのことを考えると魚価が高くても仕方ないようにも思うが、そうなったとき自分が同じ頻度で魚を買うかというとどうだろう…と悩んでしまう。
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