民主主義は育てるもの・・政党系シンクタンクの可能性 政党シンクタンクについて、昨年来多くのメディアが取り上げてきている。読売新聞も、本年2月28日付社説で「これで『脱・霞ヶ関』は無理な相談」というタイトルで、「中央省庁に政策立案」を大きく依存してきた日本の政治を変革する―。そうした当初の意気込みとは裏腹に、ずいぶんとお粗末なものになりそうだ」と論じている。 自由民主党が設立に関わった「シンクタンク2005・日本」は、3月15日に有限責任中間法人という法人格を取得し正式に立ち上がった。多くのメディアが指摘するように、予算規模もスタッフ数も、現時点では限定されている。しかし、「小さく生んで、大きく育てていこう」という発想のもと、議員たちの協力で、経済界と企業家等と日本の政治のトップを担う閣僚・政治家や専門家との間の学びあう場となる機会を提供する「日本政策アカデミー」という収益事業を立ち上げてい