多摩市の廃プラ圧縮施設に対する反対運動が行われていることは、すでに2回に渡って取り上げた。 しかし、2回目に記述したように、反対運動の根拠となっていることは、どうやら、「廃プラ圧縮施設には『未知のリスク』があるから、建設は止めるべきだ。廃プラは、むしろリスクの分かっている焼却処理にすべきだ」、という主張だということが分かった。 分かったと書いたが、より根源的な問題があることが分かったと言うべきではないだろうか。すなわち、「未知のリスク」に対してどう対応すべきか、という問題である。さらに言えば、焼却処理なら「未知のリスク」は無いのか、という問題も残る。 個人的な答えは、「これまで人類は、『未知のリスク』に対応したことはない」。その理由は、「対応をすることが無意味だから」。 ところが、「予防原則というものがあって、それによれば、『未知のリスク』にも対応すべきだということだ」、と影本東大教授は述