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ブックマーク / somethingorange.net (25)

  • ライトノベルじゃないライトノベル32作。 - Something Orange

    世間では何だかライトノベル32選なるものが流行っているらしいですね。32選ってどう考えても多すぎるだろう、と思わなくもありませんが、既にその数幾千冊にもふくれあがったライトノベルのなかの32作ですから、まあ、意味があるといえなくもないかもしれません。 で、この手の企画が大好きなぼくとしてはいそいそと羅列しようかと思ったのですが、既に後塵を拝した身としてはいまさらに作品を並べ上げることもためらわれます。そもそも最近のライトノベル、全然読んでいないしね。 というわけで、ライトノベル32作を並べるのはあきらめて、「ライトノベルじゃないライトノベル」を並べることにしました。つまり、ライトノベルと一般小説の境界線にあって、何かの拍子に定義論が盛り上がるとき、「これはライトノベルだ」「いや、違う」と話題になるような作品だけをまとめてみたわけです。 当のことをいうと『たったひとつの冴えたやりかた』とか

    ライトノベルじゃないライトノベル32作。 - Something Orange
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    undercurrent 2011/09/28
    いいラインナップ。読んだ作品も多い。
  • 「はてなーが選ぶゼロ年代必見のアニメはこれだ!」集計結果。 - Something Orange

    7月27日に開催いたしました「はてなーが選ぶゼロ年代必見のアニメはこれだ!」の結果集計です。そろそろ新しい投票もなくなった頃だと思うので、まとめてみました。 予想以上にたくさんのスターが集まり、おもしろい企画になったと思います。スターを付けてくれた皆さん、当にありがとうございました。 せっかくですので得票上位30作品を得票順に並べるというかたちで発表してみたいと思います。 人気投票という意味では厳密にフェアなシステムとはいいがたいので、順位はあくまで参考とお考えください。 それでは、行きましょうか。 30位『オーバーマンキングゲイナー』71スター オーバーマン キングゲイナー Volume.1 [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2003/02/14メディア: DVD クリック: 30回この商品を含むブログ (55件) を見る 28位『true tears』72ス

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  • 「オタク」から「キモいヘンタイ」へ。 - Something Orange

    長いあいだ中断していた連載コラム「オタクとは何か」が、このたび、書き手の大泉実成さん(id:oizumi-m)のブログで再開することになった。 正直、長文のコラムは横幅の狭いブログでは読みづらいのだが、とにかく連載が再開にこぎつけたことを喜びたい。このまま終了してしまうんじゃないかと思っていましたよ。 今回で第18回に達する連載は、いま、「オタクとは何か?」という疑問を「オタク男性の女性性」というテーマに集約しつつあるようだ。 大泉さんが観察したところによると、多くのオタク男性には女性的な側面が見られる。それどころか、好んでネットで女性を装うひともいる。いったいこれは何なのか。かれの興味はそこへ向かっていく。 ここでぼくが思い出すのは、よしながふみさんの対談集における、三浦しをんさんの発言である。 よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり 作者: よしながふみ出版社/メーカー:

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  • 『今日の早川さん2』を20倍楽しむ方法。 - Something Orange

    今日の早川さん 2 作者: coco出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/05/23メディア: コミック購入: 9人 クリック: 520回この商品を含むブログ (133件) を見る 「あんた、『イリアム』や『オリュンポス』を読む以上は、ホメロスの叙事詩もちゃんと読んでいるんだろうな?」 ごめんなさい、ごめんなさい。いま、ちょうど『イリアム』を読んでいるところだけれど、ホメロスは読んでいません。だって、『イリアム』だけで十分分厚いんだもの。 イリアム (海外SFノヴェルズ) 作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07メディア: 単行購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (90件) を見る と、そういうわけで、読書オタコメディ『今日の早川さん』のシリーズ第2巻。もとはウェブ連載の4コマ漫画ですが、いまと

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  • 渚のフェイクとすら呼べん代物だ。 - Something Orange

    「CLANNAD」を開発したビジュアルアーツやドワンゴなど5社で構成する「ai sp@ce製作委員会」は4月8日、美少女ゲームの主人公と一緒に生活ができるという3D仮想空間「ai sp@ce」(アイスペース)を今夏に公開すると発表した。美少女ゲーム作品の世界観を再現した仮想空間で、お気に入りのキャラクターを育て、一緒に生活できる。 ユーザーは、自分のアバターを作成し、お気に入りの美少女キャラクター「キャラドル」を1人選択。各作品の世界を再現した「島」にログインし、2人で一緒に生活する。家や家具を購入すれば仮想世界で“同居”も可能だ。 キャラドルにさまざまな衣装を着せたり、モーションを覚えさせたり、ダンスをさせたり――といったことが可能。キャラドルと関係を深めながら自分の好みに育てることができる。キャラドルと会話できる仕組みも備える予定だ。 「「CLANNADは人生」を3Dで実現 ギャルゲー

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  • ライトノベルの特性。 - Something Orange

    ライトノベルというのはヒロインへの萌えが目的とされているわりには、容姿の描写に文字数をたくさん割いているとは言い難い。 ラノベで求められている「美少女」は、実は少女全般のイメージです。「美人」とは違う。美人特有の美しさではなく、少女全般の可愛さがイメージされているから、デフォでみんな美少女みたいな感じ……だと思うのです。少女なら誰でも持っている可愛らしさだから、特別な美しさに対して使用される語彙はふさわしくない。(絶世の美女を表現するのに使うような語彙はラノベのヒロインにはふさわしくない)。 美人の特権ではなく、少女全般の特権を前提としているのです。 まぼろしのつくりもの「容姿が記述されていなくても(読者が)ラノベのヒロインを美少女に脳内変換する問題」 小説というメディアの特性が絡んでいるんじゃないかな。小説の場合、直接的に「美」を表現することはできませんから、いくら詳しく書いても一枚のイ

    ライトノベルの特性。 - Something Orange
    undercurrent
    undercurrent 2008/03/29
    「美少女しかいない世界は一面で平面的ではあるけれど、その平面さにこそ魅力があるわけです。それはリアリズムで補完できるような性質のものではありません。」
  • 萌え文化よ、さようなら。 - Something Orange

    結構前から言われてるかもしれないけど、最近のオタクカルチャーの趣向というか指向性って、完全に「萌え」から「ネタ」に移った感じがする。といっても「萌え」が完全にいらなくなったってわけではなく、最低限の「萌え」要素とかシチュエーションがあって、そこからネタ的に転がしたりメタ視点からネタにしたりする物が増えたっつーか、話題にあがるのはそんなのばっかっという感じ。 もちろん未だに直球の「萌え」重視の作品もあるし、それが一定の支持を得ているけど、かつてほどの勢いは間違いなくないし作品数も少なくなったと思う。 「最近のオタクの半分はネタでできてると思うんだ」 そのことはぼくも感じていた。だから、オタク文化の象徴として「萌え」が取り上げられることには若干の違和感を感じている。 いま、一般メディアや「一般人」のあいだでは、「オタクといえば「萌え」」なのだろうし、オフラインのオタクメディア、たとえば『メカビ

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  • 物語と文体の関係。 - Something Orange

    小説では、かならずしも物語が唯一の質ではない、と書いた。 しかし、普段読書しないひとや、物語性を重視した作品を中心に読んでいる人には、納得しがたい言い草かもしれない。 そんな方も、レーモン・クノーの『文体練習』を読んでいただければ、非物語中心的な小説の面白さをわかっていただけると思う。 文体練習 作者: レーモンクノー,Raymond Queneau,朝比奈弘治出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 1996/11/01メディア: 単行購入: 15人 クリック: 532回この商品を含むブログ (146件) を見る この作品の「物語」は単純だ。ある混雑したバスのなかで、一人の若者が、となりの乗客に腹を立てて絡む。そして、その2時間後、かれが連れの男に服装のことで助言されているところを「私」が見かける。これだけ。 物語と呼ぶことも恥ずかしいような、日常の平凡なワンカット。しかし、この貧弱な

  • 『涼宮ハルヒ』はラノベか、SFか。- Something Orange

    うわっ、酷い(笑)。[TV]『21世紀を夢見た日々』では、70年代からSFはさらに発展して今に到る、という作りだったのに、海燕さんの記事では、まるで、「SF」が死んでしまったと扱っていたかのような書きようだっ。……いや、海燕さんの言わんとするところは、わかるんだけど(^^;。 ――「好きなら言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!」 そういうつもりはなかったんだけれど、そういうふうに見えますかね。いつものことながら、いいたいことを正確に伝えることはむずかしい。 結局、「発展」ということをどう考えるか、ですよね。 たしかにあの番組では、「SFはその後も発展していき、いまのアニメやゲームに受け継がれている」という調子でまとめていました。 しかし、その描写は逆に、「それらの作品は現在、SFとして認知されてはいない」という事実を浮き彫りにしていたと思います。 番組の制作スタッフは、一般的にSFとして認知さ

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  • 短くておもしろくて完結している漫画×たくさん。 - Something Orange

    「10巻以内で完結してておもしろいマンガ教えてくれ(「VIPPERな俺」)を参考に、全10巻以内で完結している漫画を列挙してみる(文庫カウントも含む)。 『バオー来訪者』★★★とか、『羊のうた』★★★★とか、『げんしけん』★★★☆とか、『プラネテス』★★★★とか、そこらへんの定番は既に向こうで挙がっているので、出ていない作品だけ。 まずは少女漫画から。 ・『ポーの一族』★★★★★ ポーの一族 (1) (小学館文庫) 作者: 萩尾望都出版社/メーカー: 小学館発売日: 1998/07/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 125回この商品を含むブログ (162件) を見る 文庫全3巻。吸血鬼ものの最高傑作。この作品に比べれば、アン・ライスの『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』も凡作に見えてくる。 ・『日出処の天子』★★★★★ 日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 山岸凉

    短くておもしろくて完結している漫画×たくさん。 - Something Orange
  • 初音ミクの魅力はオタクにしかわからないのか? - Something Orange

    初音ミクが気で『奇跡の海』を歌ったくれたようです。 ミクの気すげえええ! ネタとしておもしろいとか、「初音ミクでここまで聴かせるのはすごい」とかじゃなく、普通に音楽として楽しめるレベル。 ソフトリリースから2ヶ月足らずでここまで来てしまったのか。ver.1.0と比べてみると、明らかに進歩していることがわかる。 何も知らないひとに聴かせたら機械音声とは思わないんじゃないかな。そりゃ、不自然なところがないわけじゃないけれど、この進歩速度はすさまじい。 ちなみに、家坂真綾が歌う『奇跡の海』はこっち。 さすがに比較してみると坂真綾のほうがずっと巧いですね。当然? でも、1年後には当然じゃなくなっているかもよ? 例のTBSの「初音ミク」偏向報道問題では、「一般人にわかりやすく伝えるためには、仕方ない側面もある」という趣旨のことを書いているサイトもあった。 でも、ほんとにそうか? 初音ミクの

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  •  書評サイトは作家の敵か? - Something Orange

    今日の枕はこの記事。 書く事に金銭のやり取りが発生する「職業書評家」が自分の立場やしがらみ、あるいは生活のために書きたくても書けない事を、匿名掲示板の名無しやAmazonのレビュアーや大きな影響力を持ったブロガーが暴いてしまう事すら時としてあり得るのでしょう。そしてそれはネットの無かった時代には考えられないような痛苦を作家達に与えているのかも知れません。 しかし、その痛みを、 「ある意味喜ぶべき事」 「仕方のない事」 「場合によっては受け入れるべき事」 「時として我慢すべき事」 「状況によっては受け流す能力が必要な事」 と考えられない作家は、自分達がかつていたネットの無い社会が風雨から守られているぬくぬくとした温室であった事にすら未だに気がついていないのだと思います。そしてネットの普及しだしたこの時代こそが、温室の扉が開け放たれた時代じゃないのかなあと私は思います。そしてその流れは止まらな

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  • Something Orange - 「搾取しているラスボスがどこかにいるわけじゃない」

    たぶん、「たけくまメモ」辺りが皮切りだと思うんですけど、アニメ製作の途中で「中抜き」が行われて、製作スタッフのもとにお金がとどかない、という話があちこちで議論されています。 よく聞くことですけれど、ぼくは素人なので、何ともいえません。さすがにそれじゃ現場が可哀想だから、何とかならないかな、と素朴に思うくらいですね。 いろいろともっともらしい「真相」や「現場からの情報」は見かけるのだけれど、さて、どれが真実でどれがデマなのやら。迂闊に信用するとばかを見そう。 とはいえ、プロの意見なら参考になるはず、ということで、『攻殻機動隊』『精霊の守り人』の神山健治監督のインタビューから引用しておきます。 でね、僕も一応一個人として、これまで企画を提出するという経過の中で、いったい何処までがインチキで何処まで行けば倒すべき相手なのかを結構見たんですよ。最初はね、「現場の演出が悪いんじゃないか?」「いやいや

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  • Something Orange - ネルフは碇シンジに報酬を払えよ。

    その日、巨大組織ネルフを統帥する父ゲンドウから呼び出された碇シンジは、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンへの搭乗を命じられる。 一度は困惑し、拒絶するものの、傷だらけになりながらエヴァに乗りこもうとする同年輩の少女を見て、かれは自分自身に語りかけた。「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」。 そして、恐怖と困惑を押し殺してエヴァンゲリオンに乗りこむのだった。長い物語の始まりである。 この『新世紀エヴァンゲリオン』第1話に対しては昔から賛否両論があるのだが、今回取り上げたいのは別のこと。 つまり、シンちゃんってただ働きですよね? ネルフからお給料もらっていないよね? ということなんですけど。 もちろん、ミサトのマンションに同居してはいるから、住宅は提供されているわけだけれど、それ以外にはとくに報酬をもらっているようには見えない。 たぶんミサトから生活費や小遣いは出ているでしょうが、そ

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  •  その動画、「削除逃れ」に見えていませんか? - Something Orange

    「権利者を無視すれば、ニコニコに未来は無い」。 まきがいさんの最新記事。長いので引用しづらいのだが、ようするに、その主張は「著作権はともかく、権利者を無視するようではニコニコ動画に先は無い」というひと言に集約される。 ぼくもおおむね賛成する。しかし、この言い方だと意味がわからないひともいるだろう。著作権は無視して、権利者を無視しないとはどういうことなのか? つまり、こういうことなのである。 ここでいう「権利者」とは、ある画像、音楽、動画などの著作権を保有する個人あるいは団体のことだ。 ニコニコ動画にアップされる二次創作系の動画は、ほとんどがこの権利者の著作権を侵害している。 したがって、権利者が杓子定規に著作権適用を求めれば、現在、ニコニコで見れる動画のほとんどが視聴不可能になる。必然的にニコニコはその魅力を失い、現在の勢いを失うだろう。 そこで問題になるものが、「権利者削除」である。ニコ

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  •  『らき☆すた』最終回を見て『エヴァ』を考える。 - Something Orange

    テレビアニメ『らき☆すた』が最終回を迎えた。 らき☆すた 1 限定版 [DVD] 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/06/22メディア: DVD購入: 3人 クリック: 133回この商品を含むブログ (214件) を見る この作品にかんしては、しばらく前にid:Shsgsさんと意見を交換したが、先方が多忙なため、話は途中で終わっている。しかし、実は、かれの言葉がいまでも気になっている。 かれは『新世紀エヴァンゲリオン』が終わってから『らき☆すた』が放映されるまでの10年間のアニメをまとめ、こう述べている。 新世紀エヴァンゲリオン Volume 1 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 1997/07/19メディア: DVD クリック: 28回この商品を含むブログ (43件) を見る 少々感情的な物言いになるが、らき☆すたを掛け値なしに面白いとい

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  •  永野護暴言録。 - Something Orange

    先日の記事を書くときに引用した『ファイブスター物語アウトライン』を読みかえしていたら、いろいろとおもしろい発言が見つかったので、ご紹介(強調部分は筆者)。 ファイブスター物語アウトライン―永野護 作者: 永野護出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/12メディア: 大型購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (10件) を見る 自身がデザインを担当した『重戦機エルガイム』が『ニュータイプ』誌でリメイク希望作品1位に選ばれたとき。 NT誌のアンケートで「リメークしてほしい№1アニメ」ですって……でもね、ぼくひとりのものじゃないんですけど、それって、やっと仕事終わってゆっくりしている彼らを墓掘り起こしてゾンビみたく再生して「さあ働け!」ってなものでしょ? 何でそんなもの見たいの君たちっ! そーゆーのって「ゴミ箱の中から、まだえそうな半腐りの生ゴミを再調理して〝さあ

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  •  サラリーマン作家なんていない。 - Something Orange

    いつも ・・・という訳ではないですが、ラノベを読んでいて時々感じる事があります。それは・・・。 「この話を書いた作者の人、当に自分で書いた作品が『最高に楽しい作品だ』って思っているのだろうか?」 って事です。 たとえラノベでも 沢山読んでいると、 「ああ、この人は(職業/生活/サラリーマン)作家であって、(エンターティナー/アーティスト/芸術家)作家ではないのだな」 という感触を持つ事があるからです。・・・もの凄く大まかに分類すると私はそういう人の作品があまり好きではないようですね。 だからきっとこんな事を言いたくなるのだと思いますが。 ――「ラノベ作家が放つ渾身の一撃を味わいたい」*1 うん、いいたいことはわからなくはない。 たしかに、世の中には鋭く尖がった作品もあれば、もっと娯楽小説のフォーマットに忠実な作品もある。そこらへんはライトノベルでも変わりはない。 桜庭一樹あたりでたとえる

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  •  『神様ドォルズ』の「目」に注目! - Something Orange

    神様ドォルズ 1 (サンデーGXコミックス) 作者: やまむらはじめ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/07/19メディア: コミック購入: 1人 クリック: 122回この商品を含むブログ (140件) を見る 「臆病だろうと…… 情けなかろうと…… いっぱい人が死ぬよかいいよなぁ?」 目だ。 やむむらはじめの作品を特徴付けているものは、何よりその作中人物の目である。 もちろん、どんな漫画でも、目の描写は重要な効果を果たしているものだろう。萩尾望都には萩尾望都の目があり、小畑健には小畑健の目がある。しかし、やまむらはじめの描く目は、とりわけ印象的で、心に深く刻まれる。 そのやまむらの最新作『神様ドォルズ』、帯にはなぜか「ロリと巨乳のキャッチー攻撃」などと書かれているが、全然そういう漫画ではありません。いったい何を考えてこんな惹句にしたんだか。 やけにポップな表紙をめくってみれば、

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