iPhoneの開発はXcodeでObjective-C。そんな常識が打ち破られる時が来ました。 もともとVisualStudioヘビーユーザーだった僕としてはXcodeはまだまだ補完機能がしょぼくて本当にやりたいことができるまで定義定義の嵐でやきもきして途中でやる気がなくなってしまいます。 そうこうしているうちにMonoTouchというライブラリが発表されました。.NETのオープンソース実装をしているMonoプロジェクトの外郭として開発された、.NETを使用してiPhone開発をできるようにしたライブラリです。 .NETは中間言語をJITコンパイルする技術なのですが、言語処理系をiPhone上に実装すると規約違反となり、AppStoreで販売できません。そこで、MonoTouchでは先に全部コンパイルしてしまいます。*1 Monoの名前を冠していますが、(Novellから?*2 )製品とし
超便利ですね。PropertyGridまじパネェっす! C#を使い始めて以来、多分最も感動したのではないかと。 昨日までC#のプロパティとは、 「get、setメソッドを多少簡単に記述できるようにしただけ」 と勝手に思い込んでいたのですが、 PropertyGridを使ってみて初めてその便利さを実感しました。 単にクラス間のメンバアクセスを簡略化できるだけでなく、 PropertyGridと組み合わせることで、アプリケーションからのアクセスも容易になるわけですね! ということで、今回はPropertyGridな話です。 基本的な使い方はこちらを参照してください。 PropertyGridコントロールの使い方 - .NET Tips (VB.NET,C#...) http://www.microsoft.com/japan/msdn/net/general/usingpropgrid.asp
「ネストしたプロパティ」とは、ひとつ以上のプロパティを持つクラスをプロパティにした場合のことを指します。 先のサンプルMyPoint1のMyPointControlで実装している、MyPoint型のPointもそのひとつです。 これをプロパティウィンドウで表示すると、図5のように表示されます。 通常のPoint型のLocation(図6)と比較するとわかりますが、図5では十字型のアイコンが表示されていません。 図5:MyPoint型のPointプロパティ 図6:Point型のLocationプロパティ これを表示するようにするのも、TypeConverterの仕事です。 GetPropertiesSupportedとGetPropertiesをリスト1のようにオーバーライドすればいいのです。 リスト1:ネストしたプロパティを表示する処理 public override bool GetPr
WINGSプロジェクトは,有限会社WINGSプロジェクト(代表取締役:山田祥寛)が運営するライティング・チーム。海外記事の翻訳から,主にサーバーサイド分野の書籍/雑誌/Web記事の執筆,講演,アプリケーション開発などを幅広く手がけています。2009年8月時点での登録メンバーは30名で,現在も一緒に執筆をできる有志を募集中。執筆に興味のある方は,どしどし応募ください。 2009年7月16日,東京六本木でデザイナー,開発者向けイベント「ReMIX Tokyo 2009」が開催されました。同イベントで,ヤフーを初めとする国内企業でのSilverlightの採用事例のデモやSilverlight 3の日本語環境リリースのアナウンスがされました。 Silverlightはマイクロソフトが開発したクロスプラットフォーム/クロスブラウザ対応のプラグイン。Silverlightを利用することで,動画やアニ
ホット データ パスで容量の大きいメモリにアクセスする場合、低速のメモリから頻繁にオペランドをフェッチしなければなりません。低速のメモリは桁違いに速度が遅いため、二次キャッシュ ミスが何度か生じると、パフォーマンスに大きな影響を及ぼす可能性があります。 次のケースに進みましょう。アプリケーションのコールド起動時には、(一部の) メモリ消費量が問題になります。図 1 に示すとおり、ハード ディスク アクセスはメイン メモリ アクセスよりもはるかに時間がかかります。オペレーティング システムは、ディスクのデータをメイン メモリにキャッシュすることでこの時間の短縮を試みます。2 回目の起動 (ウォーム起動) 時にアプリケーションの速度が上がるのは、このためです (データが高速のメモリにキャッシュされている)。初回起動 (コールド起動) 時にはキャッシュがまだ行われていないため、データをディスクか
はじめに Monoは、LinuxやMacOS Xといった様々なOSで.NETアプリケーションを動かすことができるソフトウェアです。そのため、C#やVBを使ってマルチプラットフォームのアプリケーションを開発できます。本稿では、VMWareとopenSUSEを利用してMonoを動作させる方法について紹介します。 Monoとは Monoは、Novelを中心とするオープンソースコミュニティにて開発されています。ライセンスはGPL/LGPL/MITで、主に次のものが含まれています。 ・.NET実行環境(CLI実装) ・C#、VB.NETコンパイラ ・Microsoft関連互換ライブラリ(ASP.NET、ADO.NET、WinFormsなど) ・Mono/LinuxGNOME用部品(Gtk#、DB接続ライブラリなど) 2001年に開発が開始され、現在も定期的にリリースが行われています。最新のバ
いまや業務システムではネットワーク環境が当たり前になっており、開発者であってもネットワークプロトコルの知識を知らないでは済まされません。しかし、巷に出版されている専門書は、ネットワーク管理本やプロトコルを図解したもの、または非常に高度な前提知識を求められるものがほとんどです。そこで本連載では、プログラマが実際に手を動かして身に付けられるような形で、TCP/IPについて学んでいきます。 はじめに エンドユーザーの要求は複雑化の一途を辿り、それに伴って開発者にも多くの知識が求められるようになりました。その一例がネットワークプロトコルの知識です。 昔はネットワーク管理者が知っていればよい知識でしたが、いまや業務システムではネットワーク環境が当たり前なので、知らないでは済まされません。それに加え、業務システムには様々な問題がつきものです。ですからトラブルが起こった時、障害がどこで発生しているのか素
はじめに データ登録時にエラーを防止する方策はいろいろありますが、何よりも入力時点で誤入力を防ぐことが効果的です。アプリケーションの安定した動作を実現するとともに、余分なエラー処理を組み込まずに済むので、開発工数の削減にも役立ちます。 InputMan for Windows Forms 5.0Jのマスクコントロール「GcMask」は、入力フィールドに入力規則や書式設定を設定することで、「入力データのタイプや文字数の制限」「指定したデータ以外は入力できないようにする」などの入力時の制限や、データの誤入力を防ぐ入力コントロールです。 今回は、このマスクコントロール「GcMask」を使って、会員番号とクレジット番号を入力する簡単なフォームを持ったアプリケーションを作成します。 対象読者 Visual Basic 2005・2008、Visual C# 2005・2008を使ってプログラムを作っ
SDLはオープンソースで開発されている、シンプルな構成のマルチメディアプログラミング向けライブラリで、その手軽さから多くのプログラミング言語向けに様々な実装が存在しています。その中から本稿では、「SDL.NET」というSDLの.NET Framework向け実装の一つを、ゲームの実装例を交えて紹介します。 はじめに SDLというライブラリをご存知でしょうか。「SDL(Simple DirectMedia Layer)」はオープンソースで開発されている、シンプルな構成のマルチメディアプログラミング向けライブラリです。手軽さから多くのプログラミング言語向けに様々な実装が存在しています。 その中から本稿では、2回に分けて「SDL.NET」というSDLの.NET Framework向け実装の一つを紹介しようと思います。SDL.NETはSDLの機能をほとんど内包しているほか、全体がクラスとしてほどよ
メタセコイア・パイプライン Ver. 1.3 メタセコイア 4.2がリリース メタセコイア 4.2がリリースされました。4.2では作業中のサムネイル画像をMQOファイルにThumbnailチャンクとして保存できるようになりました。... Author: Yuichi Ito - MSFT Date: 07/18/2014 メタセコイア・パイプライン Ver. 1.2 メタセコイア 4.2が出力するMQOファイル読み込みに対応した「メタセコイア・パイプライン Ver. 1.3」を公開しました メタセコイア 4.0がリリース メタセコイア... Author: Yuichi Ito - MSFT Date: 10/30/2013 PowerShellと大規模ゲーム開発 今回の投稿からブログのタイトルが「ひにけにXNA」改め「ひにけにGD(Game... Author: Yuichi Ito -
Visual Studioのデザイナでは、ToolStripの端に新しいアイテム(ToolStripItem)を追加するためのボタンが表示され、これを使って簡単にアイテムを追加することができます。しかし、「ToolStrip(ツールバー、メニュー、ステータスバー)に任意のコントロールを配置する」で紹介したような自作のToolStripItemの場合はVisual Studioのデザイナに表示されないため、自分でコードを書いてToolStripに配置しなければなりません。ここでは、自作ToolStripItemがVisual Studioのデザイナに表示されるようにする方法を紹介します。 自作のToolStripItemをデザイナで表示してToolStripに追加できるようにするには、ToolStripItemDesignerAvailability属性を使用します。例えば、次のようなToo
前回のGUIテスト編では、Gallioの概要とGUIでのテスト方法について紹介しました。今回はGallioに含まれるテキストベースのテストツールについて紹介します。 CUIテストランナー「Echo」の起動 Gallioには、コマンドプロンプトで実行できるテストランナー「Echo」が用意されています。Echoは「C:\Program Files\Gallio\bin\Gallio.Echo.exe」に存在します。インストール時にBinフォルダにパスが通っているので「Gallio.Echo.exe テスト対象アセンブリ」と入力すればテストを行うことができます。 コマンドラインのテストランナー「Echo」でテストを実行。テストの進捗がバーで示される Echoでもテストの状況が分かりやすく表示されます。最後までエラーがなければ緑色で表示され、エラーがあれば赤色で表示されます。Icarusと同様に、
第2回 簡潔なコーディングのために (2017/7/26) ラムダ式で記述できるメンバの増加、throw式、out変数、タプルなど、C# 7には以前よりもコードを簡潔に記述できるような機能が導入されている 第1回 Visual Studio Codeデバッグの基礎知識 (2017/7/21) Node.jsプログラムをデバッグしながら、Visual Studio Codeに統合されているデバッグ機能の基本の「キ」をマスターしよう 第1回 明瞭なコーディングのために (2017/7/19) C# 7で追加された新機能の中から、「数値リテラル構文の改善」と「ローカル関数」を紹介する。これらは分かりやすいコードを記述するのに使える Presentation Translator (2017/7/18) Presentation TranslatorはPowerPoint用のアドイン。プレゼンテー
連載目次 Windowsのすべてのファイルには、「作成日時」「更新日時」「最終アクセス日時」という3つの日時に関する情報(「タイムスタンプ」と呼ばれる)が、ファイル属性として設定されている。これらのタイムスタンプ情報は、ファイルのプロパティで参照できる(具体的にはエクスプローラなどで、ファイルのアイコンを右クリックしてコンテキスト・メニューを開き、そこから[プロパティ]を選択する)。 次の画面は、実際にファイルのプロパティでタイムスタンプを確認しているところだ。 ファイルのタイムスタンプの参照方法 ファイルのタイムスタンプを参照するには、エクスプローラなどでファイルのアイコンを右クリックしてコンテキスト・メニューを開き、そこから[プロパティ]を選択して、ファイルのプロパティ・ダイアログを表示すればよい。 本稿では、プログラムでファイルおよびディレクトリのタイムスタンプを取得/設定する方法に
最近話題にあがるGenrics(総称型)を用いたコレクションと違い、System.Collections名前空間直下のコレクションは、サポートされているフレームワークの幅が広く、柔軟に活用できる点が特徴です。そこで本稿では、.NET Frameworkで利用できるSystem.Collection名前空間に属している代表的な各種データ構造について、例を交えて紹介したいと思います。 はじめに プログラムを作っていると、必ずといっていいほど効率的なデータの取り扱い方について考えさせられます。例えば電卓プログラムであれば木構造を使って必要なデータを保持するのが良い、電話帳のようなプログラムならばデータをリストとして保持すると良い、などと言われます。 一般にデータ構造と呼ばれるこれらのうち、単純なものはプログラムを作るたびに自前で実装したり、自分自身で使いやすいライブラリを構築したりしてもよいでし
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