外部のコンポーネント(通常はDLLファイル)などを利用して.NETでアプリケーションを作成する場合、アプリケーション本体(EXEファイル)の実行には当然ながらそれらのDLLファイルが必要になる。しかしアプリケーションをユーザーに配布する場合などでは、ファイルの数は少ない(できれば1つのEXEファイルのみの)方が扱いやすい。 米Microsoftが無償で提供しているツール「ILMerge」を利用すれば、EXEファイルと、その実行に必要な複数のDLLファイルを1つのEXEファイルにまとめることが可能だ(正確には、ILMergeは複数のアセンブリを1つのアセンブリにマージする)。 複数のファイルを1つにまとめる「ILMerge」 ILMergeは次のページからダウンロードできる。このページには.NET Framework 2.0用と1.1用のインストール・パッケージ(.msiファイル)が用意され
「あんなこといいな」「できたらいいな」というアイデアをWindows 7の表現力で具体的な“アプリ”という形にするには、どうすればいいのだろうか? 具体的なコードやデモとともに一から教えます .NET/Silverlightでも、拡張現実はできるのでAR(ある) 皆さん、「AR(拡張現実)」というキーワードを聞いたことがありますか? ARは「Augmented Reality」の略称で、Webカメラを通してPC上に映し出した現実世界に、画像や文字、3Dオブジェクトなどの情報を重ね合わせることで、まさに「現実世界を拡張してしまおう」というものです。ARのコンセプトを詳しく知りたい場合は、以下の記事を確認してみてください。
ファイルを削除や移動しようとしても、使用中になっていて操作できないことがある。このような場合は、どのプロセスやユーザーがどのファイルをオープンしているかを調査できると便利である。openfilesというコマンドを使うと、使用中のファイルや共有リソースの一覧を調べることができる。 解説 ファイルを削除したり、移動、更新しようとしても、何らかの理由でアクセスが拒否されることがある。原因のほとんどは、そのファイルを“誰か”がオープンしていたり、ロックしていて、移動や削除、変更などができないからである。だが、実際にだれがファイルを使用しているのかが分からないことも多い。特に、自分1人しか使っていないはずのマシンなのに、そして何もアプリケーションを起動していないはずなのに、どうしてもファイルを操作できない場合には、その原因を特定するのは困難である。たぶん、何らかのサービスかバックグラウンドで動作して
単体テストを“神速”化するQuick JUnitとMockito:ユカイ、ツーカイ、カイハツ環境!(16) Quick JUnitプラグインの3つの大きな特徴 近年、JUnitとHudsonを利用した継続的インテグレーション(CI)によるテストの自動化や、テスト駆動開発(TDD)の普及などにより、ユニットテスト(単体テスト)のテストコードの作成が重要視されています。 今回紹介する「Quick JUnit」プラグインは、JUnitによるテストコードの作成と実装を支援するEclipseプラグインです。Quick JUnitプラグインは石井勝さんにより開発されていましたが、石井さんが不慮の事故により死去後、Quick JUnitプラグインプロジェクトにより開発が継続されています。優れたオープンソースプロジェクトの模範のようなプロジェクトです。 訂正のお知らせ 故人のお名前について間違いがあり、修
以前、「モードを減らす」という話題で書いたとおり、、ある操作の意味が状況によって変化するとき、モードが生まれていることになります。例えば、Enter キーをタイプするという操作は、文章作成中であれば「改行文字の挿入」という意味になりますし、ダイアログボックスにおいては「デフォルトボタンの押下」という意味になります。つまりそれぞれの状況では、「文章作成モード」「ダイアログモード」が発生しているといえます。 文章作成においても、欧文タイプモードのときと和文タイプモードのときではまた違うモードにあるといえます。欧文タイプモードでは「A」のキーは「a」という文字の入力になりますが、和文タイプ(ローマ字)モードでは「あ」という文字の入力になります(さらにEnter キーによる確定操作も必要になります)。 このように、コンピュータを使っているときには無数のモードが発生しています。道具が複雑化すると機能
インタラクションデザインパターン(2) アプリケーションロールデザイン、 基礎の10パターン ソシオメディア 上野 学 2007/3/19 前回の「80年代のAppleに学ぶUIの部品化とガイドライン」では、インタラクションデザインの作業にパターンを活用することの有用性について説明しましたが、今回からは、実際にどのようなデザインパターンがあるのかを考えていきたいと思います。 私はこれまでの連載(ユーザビリティのヒント、Webアプリケーションのユーザーインターフェイス)を通して、インタラクションやユーザーインターフェイスのデザインはプログラムが出来上がってしまってから最後に付け加えるというものではなく、システムの基本的な品質を決定する重要な要素として設計の初期段階から考えなければならないものであると主張してきました。なぜなら、そのシステムが提供しようとしている機能を、画面の見た目や操作の流れ
インタラクションデザインパターン(1) 80年代のAppleに学ぶUIの部品化とガイドライン ソシオメディア 上野 学 2007/2/7 ソフトウェアのユーザーインターフェイスに関して、その構成要素を体系的に部品化し、状況に応じた用法をユーザーの視点から規定するという取り組みは、1984年にApple Computer社のMacintoshが採用したGUIリソースの管理方法と、追って開発者向けに提供されたユーザーインターフェイスガイドラインの存在によって一般化したといえます。 1985年に出された開発者向けドキュメント『Inside Macintosh』にはすでに「User Interface Guidelines」という章が設けられており、その後この部分は加筆され、独立した書籍としても出版されるようになります。 これらにより開発者は、OSのAPIからシステム標準のGUIの部品(ウィンドウ
インタラクションデザインパターン(1) 80年代のAppleに学ぶUIの部品化とガイドライン ソシオメディア 上野 学 2007/2/7 インタラクションデザインパターンのプロローグとして、その原則や秩序の歴史を見てみよう。20年前のAppleはどのように質の高いアプリケーション開発を目指していたか デザインが優れていれば、道具はより楽しいものになり、利用者はより生産的になるはずです。道具のデザインというものは大昔から私たち人間が取り組んできたことですが、近年急激にデジタルデバイスが多様化したことによって、インタラクティブな道具をデザインするための方法論は技術の進歩に追い付くことができなくなっています。利便性を高めるはずの新技術が使い方を複雑化する要因となり、利用者の混乱は増すばかりです。 最近私は携帯電話を買い替えたのですが、同じメーカーの3年前の機種と比べて、著しく使い勝手が悪くなって
システム開発がますます複雑化していく中、エンジニアには、テクノロジを理解して、さまざまな場面に適した選択が求められます。本連載では、Javaと.NETの基本的な仕組みから最新の傾向や技術などについて、数回に分けて紹介します いまさら聞けない、Javaと.NETの違い 今日、アプリケーション開発・実行のプラットフォームは、大きく2つのテクノロジに収束しているといえるでしょう。 1つは、エンタープライズ・アプリケーション開発の定番ともいえる「Java」です。 実行環境、開発環境の無償提供、OSを自由に選べること、フレームワークや開発環境が充実していることが人気の理由です。大規模アプリケーションの採用実績も多く、ほかのプラットフォームをリードしてきました。 もう1つは、マイクロソフトが発表した「Microsoft.NET」構想に基づいた「.NET」です。 プラットフォームが主にWindowsに制
本記事は、(株)技術評論社が発行する書籍『[完全版]究極のC#プログラミング ― 新スタイルによる実践的コーディング』から、許可を得て転載しています。 同書籍は、もともと本フォーラムにて連載していた『C# 2.0入門』、『C# 3.0入門』の記事を整理統合し、加筆、修正されたものです。 手元でまとめて読みたい方は、ぜひ書店などにてお買い求めください。 【注意】本記事は、書籍の内容を改変することなく、そのまま転載したものです。このため用字用語の統一ルールなどは@ITのそれとは一致しません。あらかじめご了承ください。 本書ではラムダ式について解説しているが、実例があったほうがわかりやすいと思うので、実際に筆者が書いたラムダ式を使用したコードの事例を紹介しよう。 それは、ゲームなどでよく使われる「フラグ」と呼ばれる機能のソースコード体質改善(リファクタリング)を行う際に体験したことである。ここで
いまさら聞けないiPhone/iPadアプリの作り方の基礎:SDKで始めるiPad/iPhoneアプリ開発の勘所(1)(1/4 ページ) 初めてiPhone/iPadアプリ開発に挑戦する人が、迷わず短時間でアプリを作れるように、数多くの情報の中から要点をグっと絞った開発の勘所を紹介する入門連載です 迷わず短時間でiPhone/iPadアプリを作れるように 皆さんのお気に入りのiPhone/iPadアプリは何でしょうか。筆者は、Googleカレンダーと同期してくれるスケジュール管理アプリがお気に入りです。いまでは目的のアプリを探すのも大変なほど、日々多くのiPhone/iPadアプリが登場しています。 6月8日にはiPhone 4の発表があり、マルチタスクやモバイル広告ネットワーク、ゲーム開発など、iPhone OS改め、iOS 4で実現できる機能がたくさん追加され、さらに魅力的になりました
WebとUIをつなぐトリックスター(6) DeNAに見る、 社内ベンチャー型の開発チームとは 星暁雄(コモンズ・メディア) 2010/6/11 ※ トリックスター……この連載でのトリックスターのイメージは、相反する2つの者同士が、別個に機能する共同体をつなぐ役目を果たす人。閉鎖的な空間に風穴を開けて風通しを良くする人。エンジニアとコーダー、デザイナの機能システムが組み合わさった緩やかな共同体を創造する人たちです。 “アイデア”と“プログラミング”のチームワークを探る 携帯電話向けゲームサイト「モバゲータウン」で急成長を続けるディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、2009年以降、新作ゲームの開発体制に新たな考え方を取り入れた。いわば「社内ベンチャー」のように、小さく経験が浅い開発チームに大きな権限を与えるやり方だ。その成果である携帯電話向けソーシャルゲーム「海賊トレジャー」の開発チームへの
モデリング要らず!Google 3Dデータを使って、1日で街のゲームグラフィックを制作する方法:一撃デザインの種明かし(3)(1/2 ページ) たった1日で簡単にできる3D。Google 3Dギャラリーで、斜めにオブジェクトを配置し、立体的に見せる「クォータービュー」グラフィックを制作しよう 3Dギャラリーでゲーム風グラフィック インターネット回線の高速化、パソコンのスペック向上などにより、数年前と比べるとユーザーのPC環境はがらりと変わりました。そのような状況の中で、いままでは、つくり手が避けていたような表現が再注目されています。 その1つに、多くのグラフィック表現を駆使したゲーム風のリッチコンテンツもあると思います。例えばDRAGON QUEST SWORDSのように大画面にアニメーションや動画で演出をしているものです。 今回は、簡単にできる『ゲーム風グラフィックの制作方法』を紹介した
これは、VS 2010および.NET 4リリースに向けたブログ投稿シリーズの第21弾です。本日のブログ投稿ではVS 2010デバッガの素晴らしい利用性の改善点をいくつかカバーします。 VS 2010デバッガには素晴らしい新機能がたくさんあります。IntelliTrace(またの名をデバッグ履歴)、新しい並列/マルチスレッド・デバッグ機能や、ダンプ・デバッグのサポートのような機能は、このリリースのデバッグ改善について話をする際にはいつも、(受けるに値する)バズや注目を多く集めます。今後、これらの利用方法についてもブログ投稿を行っていきます。 ですが本日の投稿では、まずはVS 2010のリリースにも含まれていて便利だと思う、いくつかの小さいけど優れたデバッガの利用性の改善をカバーするところから始めようと思います。 ブレークポイントのラベル VS 2010にはデバッガのブレークポイント管理を改善
ネットワークの設定が正しいかどうかや、インターネットへ接続できるかどうかなどをチェックするには、いろいろな方法がある。実際にWebブラウザで接続させてみたり、さまざまなコマンド・ライン・ツールやネットワークの診断ツールを利用すればよい。本TIPSでも、いろいろなツールやトラブルシューティング手段を紹介している。 だがこれらのツールを使うには少なからずスキルが要求される。何をするツールか、どのような情報が表示されているかを理解していないと、簡単には利用できない。 このような状況を改善するためか、Windows XP向けに、より簡易なネットワークの診断ツール「Windows XP用のネットワークの診断ツール(Network Diagnostics for Windows XP tool)」が提供されている。このツールでは、インターネット上の特定のサイト(マイクロソフトのサイト)と実際に通信し、
しかし、初めてOpenGL ESを触る人には、結構とっつきにくいのではないでしょうか? iPhoneで面白いアイデアを思い付き、ゲームアプリを開発したいと思ったときに、プログラマであっても、OpenGL ESを独学で習得することは、多少ハードルが高いことも事実です。 そこで、連載最終回である今回は、まず新規プロジェクトのテンプレートをカスタマイズしていくことで、ピラミッドを描くプログラムを作ってみましょう。 また、デザイナやFlash開発者にとっても、OpenGL ESの習得には大幅な時間がかかることが予想されます。そんな人々にとって有用であるゲーム開発プラットフォーム「Unity」も紹介し、その説明(画面構成やメニューなど)をしながら、簡単なサンプルを作成し、実機のiPhoneにインストールして動かします。
「仕事を効率化して、時間を有効に使おう」。ビジネス書や雑誌、勉強会などで誰もが口を揃えていいます。でも今回、わたしはあえて「非効率」のメリットを提唱したいと思います。 そもそも「デキる人」って何だ? 「非効率」について考える前に、まずは「仕事がデキる人」について考えてみます。 例えば、あなたがITエンジニアで、Aというプログラムを書けるとしましょう。隣の人はAだけでなくBというプログラムも書けるとします。だったら、自分より隣の人のほうが「デキる」ということになるのでしょうか? もちろん、そんなことはありません。別にあなたの能力が劣っているわけではありませんし、勉強すれば知識の習得は可能だからです。いままで必要がなかったから、その知識を持っていなかっただけ。 けれども、会社で「いまのプログラムでは対応できない」ということになったとき「いつものAではなく、Bでやりましょう」と、知識をもって問題
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