マネージドサービスについて AWSなどが提供するマネージドサービスを使うかどうかは利用者側の状況にひとえに依存すると思う。 まず気にするべきポイントは、マネージドサービスを使うことで得られるメリットを明確にすることだ。一般に、マネージドサービスはインフラストラクチャからよりアプリケーションに近いレイヤ、多くの場合特定のミドルウェアまで、を抱合して提供してくれるため、運用面での負担が減る。できるだけ利用する方がよいと思う。一方で、運用のやり方やスタイルは提供者側の目線にあわせないといけない。ここにギャップが生まれやすい。理由としては、提供者側の気にする点が全体最適化のうえでベストエフォートで提供できるラインはどこか・そのうえで提示できるSLAがどこにあるか、なのに対して、利用者側の気にする点はミクロな視点で特定リソースが安全に継続可能性が十分にある状態で妥当なコストで利用できるか、の違いがあ
こんにちは。リードアーキテクトのItoです。最近アナログオーディオをやっているのですが、つらい事件が起きました。 今月はじめにSwiftのコンパイラなどのソースコードがGithubで公開され、かなりの反響を呼びました。コンパイラだけではなく、パッケージマネージャやコアライブラリ、今後のマイルストーン、コーディング規約など、Swiftが一つのエコシステムとして公開されたことで、さらに盛り上がりを見せている気がします。 また、3月にはtry! Swiftという世界的なカンファレンスが渋谷・東京で行われるので、面白い四半期になりそうです。私もチケットを購入したので行く予定です。 カメリオは、iOS版がSwift、バックエンドのサーバーがNode.jsとPythonで書かれています。また、サーバーのAPIは、フロントAPIとバックエンドAPIに分かれ、マイクロサービス化がなされています。 iOSの
こんにちは。リードアーキテクトのItoです。 前に予約していたNuAns NEOが届きました。かなりいい感じです。iPhoneと比べてしまうと、カメラ性能とアプリの少なさが気になりますが。 前回の記事では、Nodeベースのプロジェクト(Webサーバー)をSwiftに置き換えられるかという部分の話をしました。今回は前回からのアップデートや実際に運用してみたSwiftベースのサーバーサイドの話もしたいと思います。 Swift全体の動き、Swift本体(コンパイラ)のlatest build(masterブランチ)はSwift 3系になりました。 Swift(特にオープンソース版)の最新情報を追いたい場合は、以下のソースが参考になりました。 iOS Dev Weekly Swift Weekly Brief This week in Swift little bites of cocoa. Ch
RxSwiftをちょっとずつ読んでる。最初はちょっと継承構造が激しい印象を受けたけど、基本的に関数型のワードに疎い自分でもとても読みやすいです。 Rxの不思議を理解していくと、アプリケーション内の別のパラダイムと仲良くする方法を考えるときのヒントになったり、まだ見ぬ応用が待っている予感がします。 ObservableとSink Rxは、関数型言語の知識や並行処理の知識がなくても普通に使えるため、まずはその辺の事柄に目をつむり、 Observable がどう作用しているか理解するところから見ていきます。 さて、 Observable のオペレーターメソッドはなにをしているんでしょうか。 Observable に生えている map やら flatMap やらの各オペレーターメソッドは、新しいObservableを作って返しますが、このとき返るのはもちろん、オペレーターごとの挙動がカスタマイズさ
PCやスマートフォンだけでなく、机や衣類、食器まで、あらゆるものがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)時代が本格的に訪れようとしている。米ガートナーは、2020年にはIoTデバイスの数が250億個になると予測。また、IDCは2014年に約6500億ドルだった世界のIoT市場規模が、2020年には1.7兆ドルに拡大すると予測している。 IoT市場の成長の鍵を握るのが、デバイスから取得したデータをクラウドで処理するための通信ネットワークだ。現状ではIoT事業者は、通信キャリアやMVNOが提供する月額制の通信サービスを利用する必要がある。しかし、IoTデバイスには常時インターネット接続しないものも多い。たとえばスマートロックは、ドアを開け閉めするタイミングでしかデータ通信が発生しないため、一般的な通信サービスではコスト負担が大きい。 こうした課題を解決するのが、
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