東北大などの学生が数十人規模で大挙して高校を訪れ、高校生に大学生活の実情を語り聞かせて進路指導する新しいキャリアセミナーが県内で動きだした。自分の数年先を歩む同世代の体験談を進路選択の参考にしてもらうのが狙い。生徒は進学や就職の意味を再認識し、受験や就職に向かう意欲を高めている。 　「自分のやりたいことを見つけるのは難しいが、いろいろ挑戦しないとそれも見つからない」「人との出会いが自分の枠を広げてくれる。大学時代に１０００人と会うことを目標にしている」 　大学生の言葉に、高校生は身を乗り出して聞き入った。 　１３日、名取市の名取北高であったセミナー。８大学の３２人の学生が教室に散り、２年生２８０人に語り掛けた。 　講義は５０分２コマ。高校生は興味がある講義を２つ選んで受講する。学生は大学の講義内容やサークル活動、アルバイト、恋愛などの体験談を披露。受験勉強のコツを伝える学生もいて、高校生の