ベトナム人学生は大学卒業後について聞かれると、「いま学んでいることで精一杯、就職先のことは卒業後に考える」と答える人が多い。そのため、卒業しても就職できない人や自分の専門分野ではない仕事に就く人も多いという結果となっている。進路の選択を家族に頼りきっている学生も多く、この受身な構えのせいで将来設計を描くことが困難となっている。ただ勉強すればよいと考え、卒業後の進路のことは眼中にない。 ハノイ医科大学の学生ティエンさんは、有名だからという理由だけでハノイ工科大学に入学したが、しばらく勉強した後で自分に合わないことに気付き、現在の大学に入り直した。また将来の仕事に関する準備がないため、卒業後も勉強を続ける学生もいる。ハノイ貿易大学のゴック・アンさんは卒業後、ハノイ国家大学に2つ目の学位取得のために入学。そこで勉強しながら海外留学という夢を追い続けている。 専門家らはこれらを、情報不足が問題と見
教育訓練省は18日、東南部ビントゥアン省に新設されたファンティエット大学が定員以上の学生を入学させたとして同校に6000万ドン(約30万円)の罰金を科した。また同校学長の処分についても検討している。 同校は今年3月に入学定員750人の許可を得て開校したが、今月初めに定員を大きく上回る1250人に入学許可を与えていたことが判明。教育訓練省は学生500人をホーチミン市オープン大学に移籍させる手配をした。 リゾート地ファンティエットにある同校は、開校当初から施設の不備や講師不足などが地元紙などで指摘されたため、同省が調査団を派遣。しかし調査団は2009~2010学年度については要求を満たしているとの結論を出していた。
教育訓練省はこのほど、小中高生と大学生の制服・礼服について規定する通知を公布した。この通知は11月14日に施行される。それによると、アオザイを制服として着用できるのは高校、短大、大学の女子生徒・学生に限られ、スカートを制服とする場合はひざを覆う長さでなければならない。 ハノイ市教育訓練局初等教育課のファム・スアン・ティエン課長は「11月14日の施行では新学年度がすでに始まっており、学期途中にスカート丈を直すのは困難」と難色を示している。同局中等教育課のグエン・タイン・キー課長も「保護者が前もって準備できるよう新学年度開始前に規定を公布するべきで、規定の適用は来学年度からが望ましい。現在この規定に反している制服もあるが特に大きな問題にはなっておらず、制服の変更にかかる出費を保護者に強いるべきではない」と話している。
5月31日午前1時15分ごろ、ハノイ市カウザイ区チャンクン通りのE病院前の路上で若者2グループが乱闘騒ぎを起こし、ハノイオープン大学に通うディン・チョン・チュンさん(21歳・男性)が全身を刺されて死亡するという事件が起きた。 この事件は、数時間前の30日夜にチュンさんらのグループとカラオケに行っていたマイ・ティ・カム・ニュンさん(19歳・女性)が、恋人のグエン・ディン・ホアに友達の家にいるとうそをついたのが発覚して激しい暴行を受けたことを発端としている。 ことの経緯を知ったチュンさんは、ホアに電話をかけてののしると自分がニュンさんの新しい恋人になると宣言し、2人はE病院の前で待ち合わせて決着を付けることになった。 ホアは仲間3人に声をかけて加勢を依頼、チュンさん率いる10人の男たちと乱闘状態になった。激しくもみ合う中でホアらはあらかじめ用意していた刃物でチュンさんを刺殺し、車で逃走した。ホ
ホアン・チュン・ハイ副首相はこのほど、ホーチミン市と東南部ビンズオン省の人民委員会などに対し、「ホーチミン市国家大学」建設案件の推進に必要な用地収用・立ち退き補償・再定住先整備の各業務を急ピッチで進めるよう指示した。ハイ副首相はまた、同大学の計画区域内での違法な建築や土地売買の取り締まりを強化し、違反者を厳重に処分するよう求めた。 同案件の詳細計画(縮尺2000分の1)によると、計画区域の総面積は643.7ヘクタールで、ホーチミン市トゥードク区と東南部ビンズオン省ジーアン郡にまたがっている。計画は2003年に承認されているが、用地収用作業が長引いている間に違法行為が横行していた。 同大学はこの地域を約6万5000人の学生が生活できる多機能大学都市として整備する計画案を作成中だ。
芸術系の学校や画家のアトリエで絵のモデルを仕事にする人たちがいる。中部フエ市でもそうした学生たちがいるが、この仕事にはそれなりの喜びや悲しみがつきもののようだ。モデルの仕事を選んだ理由はさまざまだが、ほとんどの学生は生活費の足しにするためのアルバイトだ。以前のフエでは、モデルと言えば中高年が多かったが、最近は生活費稼ぎでモデルをする学生が増えている。 モデルの仕事自体はずっと以前からあり、どんな年齢の人でもすることができる。作品が仕上がるまで同じ姿勢でいるだけで特に力は必要なく単純な仕事のように見える。その割に収入は魅力的で、フエで芸術大学のモデルを務めると1回当たり4万~5万ドン(約210~260円)の収入になる。学生にとっては実入りのいい仕事だ。 この仕事に面白みを感じている学生も多い。哲学学科の大学生フンはモデルの仕事をして2年になる。「このバイトは気に入っているよ。時間を有効に使え
ハノイの若者たちの間で今野球が人気を集めている。あちこちに野球場が出現し、ベトナムではまだ目新しいこのスポーツを楽しむ学生たちの姿を目にすることができる。市内中心部にある統一公園では毎週土曜日の朝、大学生や教員たちがバットやグローブなどの道具を持ち寄って集合する。彼らの通う大学はハノイ自然科学大学、ハノイ建築大学、ハノイ工科大学などさまざまだが、野球に夢中な点では共通している。 「野球道具一式をそろえるにはとてもお金がかかります。全部で約1000万ドン(約5万4000円)になってしまいます。野球場も条件が整っているわけではありませんが、ここに来ると同じ趣味の仲間と会えてとても楽しいです」 そう自然科学大学の学生フン君は言う。 集まるのは男子学生だけではなく女子学生も多い。工科大学の女性学生グエン・ティ・フエさんが野球に触れたのは、ある日本語教師の紹介がきっかけだった。今や彼女にとって野球は
ハノイ国家大学と教育訓練省がハノイ市で13日に開催した大学ランキングに関するセミナーで、ハノイ国家大学所属教育品質保証・研究開発センター(CEQARD)のグエン・フオン・ガー博士は、来年はじめにも全国大学ランキングを発表するとの計画を明らかにした。ベトナムでは初の試みとなる。 計画によると、各大学を設置課程ごとに▽博士号課程まである大学▽修士号課程まである大学▽学士号課程までの大学−の3グループに分類し、各グループ内で教育分野と研究分野の2つの分野でそれぞれランキングを行う。また、すべての大学をこの2分野でランキングし、さらに2分野を合わせた総合ランキングを作成する。ランキングはそれぞれの分野で7つの基準に基づいて行われる。このランキングの対象になるのは2007年以前に卒業生がいる大学。 ガー博士は、「大学ランキングの発表は大学側の教育品質の向上に対する取り組みを後押しする」とその効果を分
貿易大学ホーチミン市分校はこのほど、一部の教員や職員を侮辱する内容のブログを書いたとして、同校の学生4人を一年間の停学処分とした。 このうちの一人Lは、前期の学費を期限までに納めなかったため、すべての科目の前期試験の受験を禁じられたことについて「先生は教条的で保守的だ」などと大学側への不満を自分のブログに投稿した。前の年までは学費の支払いが数日遅れても受験を許可されていたため、今年も特に問題ないと高をくくっていたLは、突然受験禁止を通告されてパニックになったという。 Lはブログの内容について、4年間での卒業が危ぶまれる事態となり、行き場のない心情を吐露しようと不適切な言葉遣いや表現をしてしまったと認め、ブログから問題となった文章を削除し、代わりに「謝罪の手紙」という反省文を掲載している。
ハノイ市カウザイ区警察は6日、ハノイ工業大学の学生グエン・ゴック・チュン(19歳・男)と、カウザイ区職業訓練センターの学生チュオン・タイン・ビン(17歳・男)と同チュオン・バン・ハイ(17歳・男)の3人を強盗の疑いで拘束した。 調べによると、この3人は今年8月8日夜、ハノイ市トゥーリエム郡の人通りの少ない場所でデート中のカップルを脅して金を奪おうと相手を探していたところ、同日午後9時半頃、チュー・フー・ズイさん(21歳)とガールフレンドのグエン・ティ・フオンさん(22歳)がデートをしている現場に出くわしたという。 この2人をターゲットに決めた3人は辺りをうかがいながら近付き、ビン容疑者がズイさんの頭部をヘルメットで殴り付けた。ズイさんは恐怖で逃げ出してしまい、残されたフオンさんは隙をみて逃げようとした際、ハイ容疑者に刃物で腰を刺され気を失った。 3人はズイさんのバイクを奪って現場から逃走し
11日午前8時40分ごろ、ハノイ貿易大学のG棟4階から女性が転落して死亡する事件が起きた。事件当時、G棟の向かいの建物で授業に出席していた学生や教員の話では突然「ドスン」という大きな音がしたので外を見るとG棟のそばで女性がうつぶせに倒れていたという。救急車の到着が遅れたため、この女性は大学の関係者らによって病院に運ばれたが、間もなく死亡した。 亡くなった女性は年齢30歳ほどで、青色のシャツにジーンズを身に着け、サンダルを履いていたが、身分証を携帯しておらず、顔の損傷も激しかったため身元の確認が難しくなっている。また女性が落ちる瞬間を目撃した人はなく、自殺かどうかも判明していない。大学の関係者によると、この女性は大学の教員や学生ではないという。現在、警察は死因を詳しく調べるとともに、女性の身元の確認を急いでいる。
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