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ブックマーク / www.bebit.co.jp (19)

  • ユーザに情報を届けるテクニック - 数と順序を明示する (ユーザビリティ実践メモ)

    自分が作ったサイト内のページにおいて、ユーザがどのように情報を見ているかは、誰もが気になるところかと思います。今回は、ユーザに届けたい情報を、きちんと届けるためのテクニックを1つ、ご紹介します。 弊社では、ユーザ行動観察調査を行う際、ユーザがどこを見ているのかを分析できるアイトラッキングシステムを利用しています。 あるユーザ行動観察調査で、以下のような2カラム構成の画面をユーザに使ってもらったところ、ユーザに右側の情報を見てもらえない(情報に気付いてもらえない)まま、ユーザの視線がページ下部まで流れてしまうという現象が見られました。 一般的に、ユーザの視線は画像に集中する傾向があります。図1のプロトタイプの場合、左側に配置した訴求ポイントが最もユーザに届けたい情報であったため、エリアを大きく取り、大きな画像を用いて説明を行っていました。 しかし、そのために、右側に配置した訴求ポイントをユー

  • マウスのホイールによる入力エラーの可能性 (ユーザビリティ実践メモ)

    しかし、プルダウンでの項目選択を行う入力フォームにおいては、この便利さが逆効果になる場合があります。弊社のユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)で観察された例をご紹介しましょう。 1ページの入力項目が多く、何度かスクロールしなければ「次へ」のボタンまでたどり着けない入力フォームを使うという作業で、ほとんどのユーザはホイールを使いながら入力を進めて行きました。 その中で、あるユーザがプルダウンの項目を選択し終え、ページをスクロールして次の項目へ入力を進めようとホイールを操作したところ、直前に入力したプルダウンにまだフォーカス(ハイライト)が当たった状態であったため、選択項目が別のものに変わりました。つまり、ホイール操作がページのスクロールではなく、プルダウン内の選択項目の移動に使われたということです。 ユーザはページがスクロールしないことにすぐ気づき、ページ内の空白部分をクリックしてプル

  • 驚くほど伝わらない、サービスのメリット (ユーザビリティ実践メモ)

    ユーザ行動観察調査を実施すると、全力で訴求しているはずのメリットや強みが、驚くほどユーザに伝わらないケースが多く見られます。 伝わらない理由は様々ですが、今回は具体性が足りないために他社サービスとの違いが伝わらない、という例をご紹介します。 一方で、料金などはユーザにとって非常に具体的で他社と比較しやすい情報となります。ユーザ行動観察調査でも「サービス内容は大体同じ」という思いを強めたユーザが、料金だけで比較検討をする行動が多く見られました。 具体性のある情報を提供することが重要 類似サービスが多く存在する中で、自社サービスのメリットをユーザに伝えるためには、情報の具体性が必要です。「講師の質が高いです」という例の場合、下記のような改善が考えられます。 例えば講師の質を訴求したい場合には、質とは何を指しているのか、なぜ質が違うと言えるのかを具体的に書く必要があります。パーセンテージや年数な

  • 【海外事例に学ぶ】フォーム入力におけるリアルタイムエラー表示のポイント (ユーザビリティ実践メモ)

    今回は、A List Apart掲載のルーク・ウロブレウスキ氏(※)による記事、“Inline Validation in Web Forms”をご紹介します。当記事のテーマは、フォーム入力中のリアルタイムエラー表示(インライン・バリデーション)方法の最適化についてです。 まずはフォーム入力におけるリアルタイムエラー表示がどのようなものか、以下のデモをご覧ください。 【動画】�:フォーム入力におけるリアルタイムエラー判定デモ 上記のようなリアルタイムエラー判定のできるフォームについて、ウロブレウスキ氏は21歳から49歳の22人の被験者でユーザ調査を実施しました。 すると、通常の入力フォームと比べ、入力の成功率が22%向上し、エラー率が22%減少、入力時間も42%減少したとのことです。さらに、調査結果からは次のような2つの知見が得られています。

  • コラム一覧|ビービット(beBit)- エクスペリエンス・デザイン・パートナー

    コラムの前編では、昨今eNPS℠が重要になってきていること、また、eNPS℠には「正当な報酬」・「正当な評価」・「顧客への貢献実感」が影響していることを述べました。 コラムでは、仕事の役割が見える「部署」を切り口に、eNPS℠の比較を行い、そこからeNPS℠を高めていくための方法について考察・ご紹介します。 「中国のデジタルサービスが進んでいる」「中国のCX/UX※1が優れている」そんな評判や記事を最近多く耳にするようになりました。また、Alibaba傘下のAnt Financialが、Harvard大学から「先進的かつ再現可能」なビジネスとして評価され、Harvardビジネススクールの企業事例集に取り上げられたことは記憶に新しいニュースです。 コピー商品や、「安かろう悪かろう」の製品のイメージが根強くあった中国。しかし、そのような「偏見」はもう昔のことです。中国は今、デジタルを活用し

    コラム一覧|ビービット(beBit)- エクスペリエンス・デザイン・パートナー
  • コラム一覧|ビービット(beBit)- エクスペリエンス・デザイン・パートナー

    コラムの前編では、昨今eNPS℠が重要になってきていること、また、eNPS℠には「正当な報酬」・「正当な評価」・「顧客への貢献実感」が影響していることを述べました。 コラムでは、仕事の役割が見える「部署」を切り口に、eNPS℠の比較を行い、そこからeNPS℠を高めていくための方法について考察・ご紹介します。 「中国のデジタルサービスが進んでいる」「中国のCX/UX※1が優れている」そんな評判や記事を最近多く耳にするようになりました。また、Alibaba傘下のAnt Financialが、Harvard大学から「先進的かつ再現可能」なビジネスとして評価され、Harvardビジネススクールの企業事例集に取り上げられたことは記憶に新しいニュースです。 コピー商品や、「安かろう悪かろう」の製品のイメージが根強くあった中国。しかし、そのような「偏見」はもう昔のことです。中国は今、デジタルを活用し

    コラム一覧|ビービット(beBit)- エクスペリエンス・デザイン・パートナー
  • 「写真が勝負」のサイトは、どんな写真を載せるべき? (ユーザビリティ実践メモ)

    ホテルのサイトや結婚式場のサイトなどでは、ユーザにどれだけ写真で施設の魅力を伝えられるかどうかが、資料請求や宿泊予約といったサイトの成果に大きく影響します。 今回はそのような「写真が勝負」のサイトで、どんな写真を載せるのがよいか悩んだ際の解決方法をご紹介します。 ホテルや結婚式場では、ウェブサイトに限らず、雑誌などの紙媒体でも写真が非常に重要です。どの写真を載せるか次第で、読者の反応が大きく異なると思われます。 ウェブサイトでも同様に、数ある写真の中からどれをサイトに載せるべきか、必死に悩んでいるという担当者の方は多いのではないでしょうか。� しかし、ウェブサイトでは「勝負写真」選びに悩むのは、非常にもったいないと言えます。�ウェブサイトは紙媒体と違い、スペースに限りがありません。あれかこれかで悩んだときは、両方載せてしまってもコストはほとんど変わりません。よい写真が30枚あるなら、30枚

  • 【携帯サイト】もう1ページ先に進んでもらうための6つのテクニック (ユーザビリティ実践メモ)

    せっかくコンテンツを作っても、リンクがユーザにクリックされず、内容を見てもらえない、という悩みをお持ちのWEBマスターの方は多いのではないでしょうか。 今回は、携帯サイトでユーザを次ページに導くためのテクニックをご紹介します。 筆者がユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)を通して得た実感として、携帯サイトの方がパソコンサイトよりも次ページへの誘導が難しいという印象があります。ある携帯の有料会員制サイトでは、「ユーザはいつも利用しているリンク以外はほとんどクリックしない」というユーザ行動が見られました。 理由として、携帯サイトは 読み込みが遅い隙間時間に利用される場合が多く、利用時間が短いパケット代がかかる などが考えられます。 そのため、携帯サイトでユーザを次ページに誘導するためには、パソコンサイト以上に誘導方法を意識する必要があります。以下、ユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)

  • 【海外事例に学ぶ】 リッチ化するフッター (ユーザビリティ実践メモ)

    これまで当サイトでも、いくつかの記事でフッターについて扱ってきました。最近、海外のサイトを見ていると、フッターについて新しい取り組みが見られます。 今回は、海外サイトの動向をサンプルとし、フッターにおける新たな取り組みのメリットをご紹介します。 Geek Trends: 15 Footers with great usability ( pop upon magazine ) 6 Things To Include for a User Friendly Footer ( UXBooth ) Modern Sitemap and Footer ( WebDesignerWall ) Footers (76 examples) ( Smiley Cat Elements of Design ) 例えばTIGERS (http://www.tigers.org.au)のフッター(下図)では、革

  • 携帯サイトで会員登録を阻害する4つのハードル (ユーザビリティ実践メモ)

    携帯向けサイトを運営する中で、アクセス数はそれなりにあるのになかなか会員登録に結びつかずに歯がゆい思いをされた経験のある方も多いのではないでしょうか? 安易に広告投下費用を増やす前に、もう一度原因を考えてみましょう。 不要なメールマガジンが届くのが嫌だ 個人情報を登録することに抵抗がある 情報を入力するのが面倒 あえて登録する必要性が感じられない これらのハードルを乗り越えるためのポイントを整理しました。 1.メールマガジンは配信頻度を明記する これまでに何らかの無料サイトに登録した結果、大量のメールが届くようになったという苦い経験をしているユーザは意外と多いものです。 メールマガジンの受信が必須のサイトの場合でも、あらかじめどの程度の頻度でメールを送付するのかを明示しておくことで、一定程度ハードルを下げる効果が期待できます。 2. 個人情報を登録させる場合には理由を明記する ショッピング

  • 「ランディングページ」の盲点 (ユーザビリティ実践メモ)

    ■1ページ完結型「ランディングページ」はコンバージョンまでに詳細な検討を要する商材に弱い 近年、広告をクリックした際に表示されるページとして、コンバージョンへのリンク以外を極力張らず、1ページ内で訴求を完結させる、いわゆる「ランディングページ」が普及しています。 この1ページ完結型の「ランディングページ」には、他ページへの離脱を防ぐというメリットがあり、基的には1回の訪問で直接コンバージョンさせることを狙っています。 しかし、この1ページ完結型の「ランディングページ」が全ての商材に有効だとは限りません。まずは、この「ランディングページ」が有効な商材と、有効ではない商材の例を以下に整理しました。 <有効な商材> ・直感的にコンバージョンしやすい商材 (例)コスメ品等の消耗品、キャッシングなど シンプルな比較軸で選べる商材や、衝動買いしやすい商材など、1ページの情報量でコンバージョン可能

  • ユーザの訪問頻度を考慮したトップページ設計 (ユーザビリティ実践メモ)

    今回は「ユーザの訪問頻度」を考慮した工夫について、ニュースサイト(※1) のトップページを題材に取り上げます。 ※1 記事コンテンツを中心としたメディアサイトを「ニュースサイト」と定義しています。 例えば、あるニュースサイトでは、1日に記事を2、3配信しており、トップページではその日の最新記事3を大きく見せるレイアウトを採用していました。 今日の最新記事が面積を大きく取っているため、情報が更新されたことが伝わりやすくなっています。1日1回以上の頻度でサイトを訪れるユーザにとっては、新しい情報だけをすぐに手に入れることができる好ましい設計であると言えます。� しかしアクセス解析の結果、このサイトには週に1回程度の頻度で訪れるユーザが圧倒的に多く、毎日訪れるユーザはごく少数であることが分かりました。つまり、多くのユーザにとっては15-20程度の『まだ見ていない記事』があるにも関わらず、ト

  • アクセスキーは一貫性を持たせる (ユーザビリティ実践メモ)

    携帯サイトはPCサイトに比べ画面が小さく、操作性も低いため、閲覧が面倒だと感じるユーザは少なくありません。 ユーザの負担を下げる対策の1つとして、ページ内のリンクに「アクセスキー(携帯電話の数字キーを押すことでリンクを選択できる機能)」を割り当てる方法があります。 ページによってアクセスキーのリンク割り当てが異なるため、ユーザはその度に学習する必要がある。 (右画面)探しているメーカーが見つかるまでスクロールして探す必要があるため、アクセスキーのメリットが少ない。 アクセスキーは、単に箇条書きのリンクに割り当てるのではなく、サイトを訪問するユーザが学習しやすく、便利だと感じてもらう工夫をすることが大切です。 これを考慮すると、下の画面のように変更することが効果的だと考えられます。 アクセスキーは、サイト全体でユーザが頻繁にアクセスするリンク、つまりサイト内で一貫した機能(「カートを見る」「

  • 離脱されない携帯サイトのフォーム作成術 (ユーザビリティ実践メモ)

    みなさんは携帯サイトの会員登録を行う際に以下のような経験はありませんか? ・入力エラーが発生した。 ・次ページの読み込み中に接続不良となった。 弊社のユーザ行動観察調査では、会員登録時に上のような状況に直面すると、多くの人が会員登録をあきらめてしまう様子が観察されています。 今回はこのようなトラブル発生を防ぎ、「離脱されないフォーム」を実現する上で重要となるポイントを2つご紹介します。 フォーム入力例を適切な位置に配置する フォーム内の各項目に入力例を明示することでエラー発生を防ぎます。ごくごく当たり前のことですが、PCサイトに比べてコンテンツスペースが少ないことを理由に、携帯サイトでは「入力例が省略されたフォーム」が多く見受けられます。 また、入力例の配置にも注意が必要です。たとえ入力例が配置されているフォームであっても、下図の左側のように入力欄の下に配置しているものは十分と言えません。

  • ユーザの慣れや先入観に配慮する (ユーザビリティ実践メモ)

    インターネットの普及が進みユーザのウェブサイト利用経験が増えるにつれ、ユーザにある種の慣れや先入観が発生していることがあります。ウェブサイトやページを設計していく上では、この慣れや先入観を加味して構成を検討することが重要です。 今回はこのようなユーザの慣れ・先入観について、弊社である企業サイトのユーザビリティテスト(ユーザ行動観察調査)を行った際の事例をご紹介します。 しかし、調査においてユーザに企業情報コンテンツを探してもらったところ、ほとんどのユーザはメインコンテンツエリアに置いたリンクを見つけることができませんでした。 これらのユーザの行動をアイトラッキングで確認したところ、トップページを訪れたユーザは、メインコンテンツにほとんど視線を移すことなく画面下部のフッターを注視し、企業情報へのリンクを探そうとしていましたが見つからず、ついで画面上部に戻り、ヘッダーを探したもののやはり発見で

  • 振り分け画面でユーザを逃していませんか? (ユーザビリティ実践メモ)

    会員・非会員など、ユーザの状況によってウェブサイトに複数の入り口がある場合、振り分けが必要となります。今回は、そのような振り分け画面での要素の配置についてのコツを紹介します。 この画面を訪れたユーザは、すでにサービスに入会している方でしたが、少し迷った末、一番上の「○○プランお申し込み」(新規入会者用のリンク)をクリックしてしまい、かなり先に進むまで自分が間違えていることに気づきませんでした。 そこで、上の画面を、次のように変えてみたところ、ユーザはスムーズに自分の状況に適したリンクを選択することができるようになりました。 この画面で問題が解消された最大のポイントは、振り分けの要素を左右に並べたことです。 人は左右に並んでいる要素に対しては「対等な要素」、あるいは「対比されている要素」だと認識する傾向があります。したがって、左右に要素を並べられると、無意識的に「2者を比較しよう」というモー

  • あと1%離脱を減らすフォームのテクニック (ユーザビリティ実践メモ)

    資料請求や申し込みフォームにおけるユーザの離脱を防ぐ方法はこれまでにもご紹介してきましたが、今回は「さらに一歩」改善するためのテクニックをご紹介いたします。 例えばECサイトのフォームでは支払い方法や配送方法など、ユーザに様々なオプションを選ばせることがよくあります。選択肢が多いことは利便性にも繋がりますが、一方でそれが離脱の原因になっている可能性もあります。 ユーザはフォームが縦に長かったり入力欄が多く見えると、「入力が面倒そう」と思い離脱の可能性が増えます。 以下は改善例です。支払い方法を選択するラジオボタンをクリックしてみてください。 選択したオプションに関連した情報だけを出す、言い換えると「要らないものは隠してしまう」のです。 クレジット決済をしたいと思っているユーザには、銀行振り込みや代金引換の注意書きは不要ですから、余計な情報を隠すことでフォームが簡単に見え、離脱を減らすことが

  • ビービット

    ビービット、Google Analytics 4 データインポート機能をUX分析・改善SaaS「USERGRAM」に追加

    ビービット
  • リキッドデザインの注意点 (ユーザビリティ実践メモ)

    ブラウザの横幅サイズに合わせてコンテンツの表示を変更するリキッドデザインは、ユーザの使い方や好みに合せて画面レイアウトを変更できることから、ユーザの立場に立ったデザインであるといえます。 有効度の高いリキッドデザインですが、画面構成によっては、一文が横に長くなりすぎてしまい、かえって読みづらくなることがある点に注意しましょう。 あるウェブサイトの一覧ページでは、情報が左右に広がりすぎてしまったために、ユーザに、このサイトは見づらいサイトだと判断されてしまいました。 この一覧ページは、商品名、写真、価格などから一つの要素が構成されていたのですが、ユーザはかなり広い範囲で視線を移動しながら見なければならず、かえって情報検索の効率性を落としていたのです。 もちろん、ユーザがブラウザを最大化せず、自分にとって見やすいサイズに調整すれば、この問題は解決するのですが、ブラウザの表示サイズを自ら変える

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