■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ 「ゲーム機が無くなる日」を示唆したゲーム白書、 「50代のゲーム利用増加」を裏付けたCESA報告書 この2カ月の間に、ゲーム市場に関する報告書が2つ刊行された。 1つは、エンターブレインが発行する「ファミ通ゲーム白書2008」である。 今年で4回目となる2008年版では、ゲームユーザー1万人を対象にした大規模なアンケート調査の結果を収録。海外調査会社9社の協力により、日本国内に限定せず、世界のゲーム市場規模までを網羅しており、資料性をさらに増したものとなっているのが特徴だ。 そして、もう1つが、ゲームソフトメーカーなどが加盟する社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が発行した「2008 CESA一般生活者調査報告書」である。 こちらは、同協会が設立した'96年から毎年実施してきた「一般消費者のゲーム利用動向把握」をベースにまとめ