全国700万人と言われる買い物難民をサポートする、移動スーパー・とくし丸。徳島から全国に広がるサービスは「流通業界の素人」の柔軟な発想から生まれた。 とくし丸の移動スーパー。サービス提供エリアは日本全国に拡大し、東京でも活躍中。 トラックには生鮮食品から雑貨まで、約400品目・1000点を搭載。 徳島県の田舎道を行く、一台の軽トラック。その荷台には所狭しと食料品や生活雑貨が積まれ、行く先々の民家では、それを待ちかねたように出てきた高齢者が笑顔で買い物を楽しむ。いわゆる「買い物難民」をサポートするために誕生した移動スーパー・とくし丸は、徳島発の課題解決型ビジネスとして注目され、スタートからわずか3年で全国的なネットワークを形成している。 代表の住友達也氏は、1981年に徳島県でタウン雑誌『あわわ』を立ち上げ、県内で絶大な人気を誇る一大メディアに育て上げた人物だ。 『あわわ』から身を退いた住友