第54回Linuxカーネルのコンテナ機能 ―cgroup v2から使うCPUの帯域幅制限(2) 加藤泰文 2023-11-08
■ 目的 tcコマンド(Traffic Control)は、Networkの遅延(Latency)と帯域(Throughput)を制御することができます。 コンピューターの距離により遅延、帯域が変わり、データ転送などの時間がかわることがあります。コンピューターを遠隔に離した場合、既存の処理に影響が出るかtcコマンドを使用して事前に検証することができます。 ということで、tcコマンドで、遅延、帯域が制御できるか確認してみてみます。 ■ 構成 Oracle Cloud上にComputeインスタンスを2台設置して、その間のNetworkパフォーマンスをTCコマンドで制御してみてみます ■ 現環境確認 Client --> Server へのレイテンシ、スループット、TPSを確認 ● 遅延(RTT)確認 pingを実行してRTT確認 今回は、平均0.166msであることを確認 [opc@clien
# DEV=<device> DEV=eth0 # sudo tc qdisc del dev $DEV root sudo tc qdisc add dev $DEV root handle 1: htb default 20 sudo tc class add dev $DEV parent 1: classid 1:1 htb rate 1000Mbit ceil 1000Mbit burst 10Mb cburst 10Mb sudo tc class add dev $DEV parent 1:1 classid 1:10 htb rate 1Kbit ceil 1Kbit burst 1Kb cburst 1Kb sudo tc class add dev $DEV parent 1:1 classid 1:20 htb rate 800Mbit ceil 1000Mbit b
Linux Traffic Control Traffic control (tc) is a very useful Linux utility that gives you the ability to configure the kernel packet scheduler. If you are looking for reasons to mess with the kernel scheduler, or simply testing packet loss‘ impact on applications, here are a few of them. Firstly, it’s fun to play with the different options and become familiar of all of Linux’s features. In addition
昨日、TOMOYO Linuxメインライン化記念合同勉強会(カーネル読書会、セキュアOSユーザ会、まっちゃ445)に行ってきて、小崎さんが匿名掲示板でガチでレビューしていたお話を聞いたので、早速過去ログを読んでみた。http://tomoyo.sourceforge.jp/2ch/thread-2.txt (追記:2009/7/4 21:03 なぜか後半部分、アスキーアートの後が切れてしまったので、前半部分を若干カットして(略)の部分、その2を追加しました。) LKML (Linux Kernel Mailing List)というのはLinuxカーネルの技術的なことを議論するもっとも権威(?)あるメーリングリストで、ここで議論され合意されたものがLinuxの本体に取り込まれることになる。このLinuxの本家本元の本体(くどいな)のことをメインラインと呼ぶ。Linuxを創ったLinusさんに
systemdのユニット定義ファイルには、EnvironmentFileという要素を記述することができます。 こんな感じに。 [Service] ... ... EnvironmentFile=/etc/default/foo これで対象のサービスが使う環境変数をファイルとして定義して、読み込ませることができます。 ファイルの中身は、「環境変数=値」のように書きます。 MY_ENV_VAR=xxx ... ところで、たまにファイルパスの先頭に「-」がついているものがあります。 [Service] ... ... EnvironmentFile=-/etc/default/bar これはなんでしょう? ちょっと調べてみました。 systemd.exec(5) - Linux manual page systemd.exec $ man 5 systemd.exec optionally pr
第37回で説明した通り、cgroup v1には様々な問題点が指摘されており、その問題を解決すべくcgroup v2が実装されました。 cgroup v1では、各コントローラがバラバラに実装されており、コントローラ間の連携が取れませんでした。これが原因で、リソースを制限するにあたって一番表面化していた問題が、ディスクI/Oに対して制限をかける際の問題でした。cgroup v1ではblkioコントローラでI/Oに対する制限をかけられましたが、限定的な制限しかかけられませんでした。 LinuxでのI/O コントローラ間で連携ができないため、blkioコントローラを使ったI/O制限が限定的になってしまう理由を説明するために、Linuxでディスクへファイル入出力する際の仕組みを簡単に説明しておきましょう。もう少し詳しい仕組みが知りたい方は『[試して理解]Linuxのしくみ』など、関連する書籍や文書を
…おひさしぶりです。 といってもこんなインターネットの場末にあるこのブログを定期購読みたいな形でチェックしている奇特な人間がいるとは思えませんが、記事を書くモチベーションがかなり低下してしまったこともあって、このブログも去年の4月以来まったく記事を書いていませんでした。 さすがに放置しすぎてちょっとまずいだろうとなったのと、WordPress の Gutenberg のアプデ後の書き心地を試したかったのと、ちょうど NanoPi R6S が届いた(!)という記事にするにはいいかんじのイベントがあったので、適当に Ubuntu 22.04 LTS をインストールした方法についてメモしておきます。 NanoPi R6S - FriendlyELEC WiKiwiki.friendlyelec.com …といっても OS のインストールドキュメントはここにまとまっていて(ラズパイ以外の SBC
iftop does for network usage what top(1) does for CPU usage. It listens to network traffic on a named interface and displays a table of current bandwidth usage by pairs of hosts. Handy for answering the question "why is our ADSL link so slow?". Requirements libpcap libcurses Download The latest stable version of iftop is 0.17. Older and newer (pre-release) version are available from the downloads
「カーネル開発者になりたい!」 クラウドネイティブ世代の皆様は、何を言っているのか理解できないと思いますが、一昔前は、Linuxカーネル開発の魅力におぼれたエンジニアがたくさんいました。クラウドファースト時代に、誰もやってないだろうと、軽い気持ちで試すと、今もひっそりと生息しているカーネル開発者に、一晩中、指導をうけるはめになりかねません。前例のないRustなら安心です。 RustでLinuxカーネルモジュールが実装できるRustでカーネルモジュールを実装する利点Rustへの愛だけが理由ではなく、カーネル開発にRustを用いると、様々なバグを減らすことができそうという利点があります。例えば、動的なメモリ管理で、うっかり、解放を忘れるとか、解放した後に使ってしまうと、往々として、辛いデバッグになります。 Rustで実装した簡単なカーネルモジュールRustのカーネルモジュール開発フレームワーク
Published on December 14, 2020 · Updated on December 16, 2020 Bash scripts. Almost anyone needs to write one sooner or later. Almost no one says “yeah, I love writing them”. And that’s why almost everyone is putting low attention while writing them. I won’t try to make you a Bash expert (since I’m not a one either), but I will show you a minimal template that will make your scripts safer. You
KVM など Linux の仮想化技術について森田が話します。感想などはハッシュタグ #misreading か hello@misreading.chat にお寄せください。 Virtual Machines: Versatile Platforms for Systems and Processes (The Morgan Kaufmann Series in Computer Architecture and Design): Jim Smith, Ravi Nair: 9781558609105: Amazon.com: Books QEMU, a Fast and Portable Dynamic Translator Tiny Code Generator TCC : Tiny C Compiler Xen and the Art of Virtualization x86 v
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