「いかのおすし」という防犯標語は知っているだろうか? これは、【いかない・のらない・おおごえをあげる・すぐに逃げる・しらせる】の語呂合わせで、どれも大切な言葉だが、共通しているのは「すでに犯罪に遭ったときの対策」になってしまっていることだ。 立正大学 小宮信夫 教授: いかのおすしは襲われたら「こうしましょう」という言葉だが、「いや、襲われたら手遅れでしょう」と思うし、大事なのは起きる前。どうすれば犯罪者と接触しないで済むか、犯罪者に声をかけられないで済むか、なかなかそういう発想を持ってもらえていないのが現状