【括弧内は個人的な補足です。】 2019年6月29日、明治大学で行われた、シンガポール国立大学のデボラ・シャムーン准教授による公開講座「英語圏の少女マンガ文化〜日本との比較から〜」を聴講したメモです。コーディネーター・司会は藤本由香里。 シャムーン准教授は米国東海岸の出身。ビズの出した白土三平の漫画の英語版(『カムイ外伝』?)を読んで、日本の漫画に興味を持ったそうです。現在はシンガポールで日本のポップカルチャーを研究しています。 話の内容は、かつて米英にあった少女読者を対象にしたロマンスコミックを日本の少女漫画と比較しながら語るというもの。日本の漫画では水野英子の作品、特に『ファイヤー!』(1969-71年)を大きく取り上げていました。 以前に『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』(デヴィッド・ハジュー[著]、小野 耕世[訳]、岩波書店)を斜め読みしてたので(きちんと