ウクライナ・キーウで取材に応じる、駐ハンガリー大使に任命されたファディル・シャンドル氏(2023年8月21日撮影)。(c)Roman PILIPEY / AFP 【8月28日 AFP】大学教授から兵士に転身したウクライナ人のファディル・シャンドル(Fedir Shandor)氏(48)は、塹壕(ざんごう)からのリモート授業で一躍有名になった。そして今また思いもよらなかった職務に就こうとしている。ロシアに友好的なハンガリーに駐在するウクライナ大使だ。 ウジゴロド国立大学(Uzhhorod National University)で社会学と観光学の教授を務めるシャンドル氏は、昨年2月のロシアによる侵攻開始後に志願し従軍。ただし戦争による教育の中断は望まないとして、塹壕でアサルトライフルを膝に置きながら、携帯電話でリモート授業を継続した。 その姿を捉えた画像がソーシャルメディアで拡散し、「塹壕教