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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (42)

  • 『ヒミズ』を見たゼ! - 空中キャンプ

    新宿にて。園子温新作。劇場も満員で、園作品への期待度の高さ、また観客の興味を誘う企画アイデアのよさを感じました。映像、ストーリー共に迫力がある作品だと感じましたが、作についてはいくつか疑問もあり、そのあたりについて書きます。 見終えた感想としてまず、主人公の少年・住田がなぜ屈し、死に魅入られているのかがよくわからなかった。住田は当にたくましくしっかりとした少年だ。暴力団に脅されても屈せず立ち向かい、教師や大人にも自分の意見をはっきり言い、悔しさや憤りをあれほどに大声で叫ぶことのできる中学生などなかなかいない。少なくとも中学生のわたしは、住田のような意志もエネルギーもない、主体性に欠けた子どもだった。たいていの屈した子どもは住田よりもずっとか弱く、意志に欠け、殴られてもうつむくだけで、小さな声しか出せないだろう。あれほどの意志とエネルギーを持つ住田が、なぜ屈した少年として描かれるの

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    urahayate 2012/01/17
  • 『告白』を見たゼ! - 空中キャンプ

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    urahayate 2010/06/13
  • 『ブラスト公論 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない 増補新装版』/宇多丸 前原猛 高橋芳朗 古川耕 郷原紀幸 - 空中キャンプ

    〇六年に発売、その後入手が困難になり、古価格が高騰していた『ブラスト公論』が、増補して復活。ようやく読めるようになりました。五人の若者たちが、さまざまなテーマについてひたすら議論を戦わせるという内容のおもしろさは変わらずですが、オリジナル版の読者にとっても、この「増補された部分」がおもってもみない展開で、時が流れれば人はこのように変化していくのだな……と感慨にふけってしまいました*1。既読の方にもすすめられる、たのしく読める一冊で、ほんとうによかったです。 「いま、このタイミングでしか言えないこと」というのが、誰にでもきっとある。ひとつの事柄について、もっとも熱をこめて、真剣かつ切実に考えることのできる「特定の時期」が存在するような気がするのだ。雑誌の連載があった十年前、五人の語り手はおよそ二十代後半といったところ。こので語られる、自意識、恋愛ファッション、人間関係、他人の視線といっ

    『ブラスト公論 誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない 増補新装版』/宇多丸 前原猛 高橋芳朗 古川耕 郷原紀幸 - 空中キャンプ
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    urahayate 2010/04/14
  • 2009-12-15 - 空中キャンプ

    会社の後輩にひとり、洋服のすきな男がいて、わたしが四年前に買ったダウンジャケットを、「くれくれ」とねだってくる。毎年、冬になるたびにねだられる。わたしの持っているダウンジャケットは、ノースフェイスというメーカーのわりといいやつで、五万円以上したものだ。そうかんたんに手放したくはないが、今年の冬もまたいわれた。「最近ノース着てないじゃないすかー。くださいよ」。ものすごいおしゃれ執念である。わたしはついに根負けした。 この数年のあいだに、わたしの服装にもいろいろな変化があった。自分にはダウンジャケットやスニーカー、ジーンズといったアウトドア系のファッションが似あわないという事実を再確認し、服装の方向性を変えたのだ。わたしはほんとうに、ジーンズ姿がださい男になってしまった。だから正直、ノースのダウンも年に一度か二度、ほんとうに寒いときに着るだけになった。わたしがダウンジャケットを着ると、雪かきを

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    urahayate 2009/12/15
  • [映画]『しんぼる』を見たゼ! - 空中キャンプ

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    urahayate 2009/09/16
  • 2009-07-20 - 空中キャンプ

    新宿にて。たのしく見れました。わたしは1作目からすべて劇場で見ているのですが、ハリー・ポッターのなにがすきなのか、いまだによくわかっていないところがある。どこが魅力なのか、うまく説明できないのだ。学園ものの定番(恋愛、プロム、部活動、ライバル、クセのある教師たち)をきちんと取り込んであるところはすきなのだけれど、それだけではなくて、スターウォーズ的な善と悪の構造とか、魔法を使うときに必殺技みたいに魔法の名前を叫ぶところかもしれない。 親戚のおじさんみたいな言い方になるが、みんな大きくなったねえ。撮影開始時11歳だった子どもたちが、もうすぐ成人。ハリー役、ロン役の男の子もウェイトトレーニングを開始してしまい(俳優なら必然的にトレーニングはするんだけど)、魔法学校の生徒と呼ぶにはいささか不自然なくらいに胸板が厚くなり、腕も太くなってきている。ハーマイオニーもすっかり胸がふくらんでセクシーになり

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    urahayate 2009/07/21
  • キーボードを捨てる - 空中キャンプ

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    urahayate 2009/06/22
  • 静岡にいったことはありますか - 空中キャンプ

    帰りの電車のなかでおかしな男に絡まれた。きっかけは、閉まりかけのドアにわたしが飛び込んだことだ。むりに入ったので、閉まるときに、ひじのあたりががつんとドアにぶつかった。すると、近くにいた土木作業員風の若い男(坊主頭、ピアス)がわたしに向かって、「迷惑なんだよ、オイ」「オマエみたいな奴がいるとむかつくんだよ」と悪態をつきはじめた。もとはといえばわたしが悪いのだが、ややこしいことになった。 しばらく無視をしていたが、「聞こえてるんだろう、テメー」「オイ、このやろう」などと言い続けるので、しかたなく急いで別の車両に移動した。もう、まいったなあ。ところが、移動したとなりの車両でしばらく立っていると、あろうことか、そいつもわたしを追ってくるではないか。どうしていいかわからない。男は「逃げんじゃねえ、オイ、テメー」と因縁をつけてくる。うーん、ややこしすぎる。しばらくうしろを向いて立っていたが、さすがに

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    urahayate 2009/06/03
  • 『おっぱいバレー』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。初日。 今はただ、信じられないことが起こった、としか言いようがありません。

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    urahayate 2009/04/18
  • 2008-10-15 - 空中キャンプ

    わたしはほんとうにSFに疎くて、読んだことのあるのはディックと、SFに含めていいのであればヴォネガットくらいなのですが、このは光文社から新訳がでているのを知り、ようやく読むことができた。宇宙人が地球にやってきた! UFOで。でも、なぜかUFOは空に浮かんだまま、ずーっと降りてこない。その目的は…? という話。さすが名作と呼ばれるだけあって、おもしろかったです。 この小説は、アニメの『エヴァンゲリオン』にでてくる「人類補完計画」の由来になっていると、なにかで聞いたことがある。エヴァンゲリオンを見たことのない方に説明すると、劇中に、人類補完計画というものの存在が示唆されていて、その計画が実行されると、人類はみな、個々の区別とか、自我の境界線などがなくなって、みんなでひとつの生きもの、ひとつの共通した意識へと統合されるという。文章ではわかりにくいけど、そういう計画が準備されるわけですね(定義は

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    urahayate 2009/04/03
  • Middlesex - 空中キャンプ

    わたしの働いている会社のイギリス支社は、ロンドンの Middlesex というところにある。入社いらい、この土地へ何百トンの貨物を送ったかわからないが、あいかわらず、この地名にだけはどうしても慣れない。ミドルセックス。わたしは、ここの住所を書類に書いたり、パソコンでタイプしたりするとき、ひとりごとのように、かならず呟いてしまう。 「Middle... Sex」 いったい、ここの住人はどんな気持ちなのだろう。すっかり慣れきって、もはや麻痺してなにも感じなくなっているのだろうか。よくわからない。ただし、小学生たちはおおよろこびである。見てきたわけではないが、これだけは確実にいえる。クラスでは、ばかな男子が黒板の前に立って、自らの住む土地の名前を、何度もうれしそうに大声で叫ぶのだ。そうしたようすが、ありありと想像できる。 「俺たちの住んでるのは、ミドル、セーックス!!」 「ちょっとー、やめなさい

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    urahayate 2009/03/26
  • 2008年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    みなさんこんにちは。空中キャンプを書いている者です。今年いちばんおもしろかった映画を、みなさんの投票により、ちょう民主主義的に決定する「2008年の映画をふりかえる」の結果がでました。さっそく、順を追って発表していきたいとおもいます。みなさんからは、あらかじめ以下のフォーマットにてアンケートを集めました。 名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 2008年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 2で選んだ映画の中で、印象に残っている場面をひとつ教えてください 今年いちばんよかったなと思う役者さんは誰ですか ひとことコメント 参加していただいた方々の人数と男女比は以下です。 まずは、参加していただいた方々にお礼を述べたいとおもいます。ありがとうございます! 今まででいちばんの人数、ついに大台の3ケタに到達しまして、よりたくさんの方の意見が含まれた貴重な調査結果になったので

    2008年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
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    urahayate 2008/12/26
  • 2008年の映画をふりかえる - 空中キャンプ

    みなさんこんにちは。空中キャンプを書いている者です。もうすっかり年末ですが、いかがおすごしでしょうか。さて、わたしは毎年かならず、この時期になると、その年に公開された映画にかんするアンケート企画をしていまして、これがおもわず長続きし、ついには五年目に入るわけですが、今年もまたおこないたいとおもいます。「2008年の映画をふりかえる」です。 これはどういうアンケートかというと、その年に公開された映画をふりかえる、そしてよかった映画のタイトルをあげていただき、それをほめるという趣旨で、みなさんの意見を集めるものです。もちろん、いただいた意見は集めっぱなしにはせず、わたしがまとめをし、できるだけおもしろく読めるような感じに工夫しつつエディットして、ちゃんと発表します。今までの結果はこんな感じです。 2004年の映画をふりかえる 2005年の映画をふりかえる 2006年の映画をふりかえる 2007

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    urahayate 2008/12/14
  • 「リアルのゆくえ」/大塚英志 + 東浩紀 - 空中キャンプ

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    urahayate 2008/09/06
  • ウィキペディア - 空中キャンプ

    ウィキペディアにはほんとうにいろいろなことが書いてあって、歴史や科学、地理といった万人に有益な情報もあれば、AV女優一覧のような、いったいこれを誰が作成しているのだとおもうようなものまである。 ウィキペディアは事典であるため、客観的で公平な記述が必要になる。もちろんAV女優であっても、そのルールは同様に適用されることになる。いくらファンであろうとも、「僕はねー、この子のおしりのラインがとってもこう、いやらしくて好きだなあー」などとは書けないのであり、事典である以上、主観を避け、できるだけ有益な情報を記載するべきだという前提に沿って作られているのだ。しかしたとえば、麻美ゆまさんという方の、この情報はどうだ。 「喘ぎ声の大きさには定評がある」 定評がある、というところに、事典としての公平性が感じられる。「喘ぎ声が大きくて、そこが僕はいいとおもう」ではだめなのだ。きっと、アダルトビデオのファンの

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    urahayate 2008/09/04
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20080529

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    urahayate 2008/05/30
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20080406

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    urahayate 2008/04/06
  • 2008-03-03 - 空中キャンプ

    2008-03-03 - 空中キャンプ
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    urahayate 2008/03/03
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20070728

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    urahayate 2007/07/29
  • 2007-05-30 - 空中キャンプ

    木曜日、発売された「ぴあ」を読みながら、週末にどの映画を見るか決めるのは、とてもたのしいひとときである。毎週買っているわけではないが、その週に見たい映画がいくつか重なっているときは、「ぴあ」でチェックする。もちろん、上映時間や、映画館の場所を確認するだけなら、ネットでもできるし、ただである。それでもわざわざ「ぴあ」を買うのは、そうすることで、週末に向けてテンションを上げていく効果があるからだ。これ、予告編よかったんだよな。たぶんおもしろいだろうなー。などと、ひとり想像しながら、「ぴあ」をめくっているのが、実にいいのだ。わたしの「映画見たい欲」が、「ぴあ」を買うことによってさらにふくらみ、もりあがりを増す。このエンハンス効果。ふしぎなものである。いずれにせよ、雑誌にはそういう効果があるようにおもう。 今週の「an an」は「最強のラブBOOK」であり、「絶対、夏までに新しい恋人を見つける! 

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    urahayate 2007/05/31