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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (14)

  • 子どもの漫画であったという当たり前の事実 あずまきよひこ『よつばと!』9巻 紙屋研究所

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    urahayate 2010/01/16
  • やぎさんゆうびんの謎

    【講座:ペンとともに考える】 『やぎさんゆうびん』の謎 まずここで、「やぎさんゆうびん」(作詞:まどみちお)なる童謡の歌詞を提示しておく。 1 白やぎさんからお手紙着いた 黒やぎさんたら読まずにべた 仕方がないのでお手紙書いた さっきの手紙のご用事なあに 2 黒やぎさんからお手紙着いた 白やぎさんたら読まずにべた 仕方がないのでお手紙書いた さっきの手紙のご用事なあに 以下無限に続く さて、ここで私が論じようとしているのは、この歌詞に秘められた謎である。いや、謎などというと誤解を招くかもしれない。不可解な点と言い直す。つまり、「なぜ《白やぎさん》及び《黒やぎさん》は、《お手紙》を読まずにべてしまうのか」という点に関する疑問である。そしてもう一点、「《白やぎさん》による第一通目の手紙には何が書かれていたのか」という疑問である。これらをできるだけ論理的な形で論じてみたいと思う。 まず、こ

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    urahayate 2009/10/05
  • 夏目房之介『マンガと「戦争」』

    夏目房之介『マンガと「戦争」』 大学時代、入ってきた新入生に「おまえもコミュニストになれ」とオルグしていたとき、その新入生が「どうせ人類なんて『北斗の拳』みたいにいったん核戦争がおきてみんな死んじゃうんですよ」とうそぶいていたのを思い出す。あいつ、どうしたかなあ。 ぼくが彼の発言をよく覚えているのは、そのあと左翼の友だちと、彼の発言がけっこう話のタネになったから。『北斗の拳』をイメージのコアにおいているところ、そして「核戦争」や人類滅亡をひとつのリアリティとしてみているところが、ある種の典型のようでもあり、面白かったんだな。 あるいは、榛野なな恵『Papa told me』を読んでいるとき、主人公の知世が怖いものとして「核戦争」があげていたのをみて、そこに恐怖についてのリアリティを覚えるんだあ、と妙に印象に残ったこともまた思い出した。 ものすごく大ざっぱにいって、ぼくらの世代、20代後半~

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    urahayate 2009/06/05
  • 紙屋研究所:こうの史代『長い道』

    こうの史代『長い道』 「ほのぼの」という粉飾をしながら、出発している地点は実はなかなかにシビアである。 1話がわずか3ページか4ページに夫婦の生活が描かれているのだが、この夫婦は形式だけの夫婦だという設定で始まる。 夫である荘介(そうすけ)は、第一話目から、よその女の匂い、髪の毛、口紅をつけて帰ってくる男だ。女好きであるだけでなく、ギャンブル狂なうえ、無職。カネのためなら女房も質草に入れようとする。 他方で、である道(みち)は、二人の父親がたまたま居酒屋で意気投合したから息子と娘を結婚させようというはこびになって、突然荘介のもとへ「送られて」くる。しかも、道には実は思い人がいて、その人に会えるかもしれないと荘介のもとへ身一つで嫁いでくるのである。 いや、最初にのべたように、「ほのぼの」という体裁と、要所要所にさしはさまれるとぼけたギャグが、この苛酷なはずの設定を中和しているのだが、よくよ

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    urahayate 2009/05/30
  • こうの史代『夕凪の街 桜の国』

    こうの史代『夕凪の街 桜の国』 すばらしい。 うつくしく、かなしく、おそろしく、そして希望にみちた作品。 漫画界この10年の最大の収穫、というオビの文句は、あながち誇張ではない。 作者は、ほぼ、ぼくと同世代で、完全な戦後世代である。戦争や原爆の体験はおろか、その「におい」さえも体感できない世代だ。戦後世代にとって、あの時代の「リアル」をどうとらまえて形にするか、苦闘が続けられている。そのみごとな結晶の一つが作だ。 戦後世代は、戦争を体験した世代には有効だった表現を、ともすれば「力みすぎ」といったように受け取ることがある。逆に、力をぬきすぎたり、奇をてらうと、届かない。戦後世代にとどける「戦争漫画」というのは、思いのほか難しい。実在したリアルをどう内面のリアルへと結晶させるか。こうの史代はこの課題にみごとに応えた。 こうの史代の絵柄は、少し古くさい。 だが、トーンを使わない質朴な味わいが、

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    urahayate 2009/05/29
  • 「ユリイカ」東浩紀×伊藤剛「マンガの/と批評はどうあるべきか」

    「ユリイカ」東浩紀×伊藤剛 「マンガの/と批評はどうあるべきか」 ある人から「『ユリイカ』の東浩紀×伊藤剛対談でお前批判されてるぞ」と言われたのでびっくりして買って読んでみると、批判というか言及がされている。しかも対談の冒頭から中頃まで話題というかネタにされている。 しかし、対談において東が紙屋という名前をきいて「だれそいつ」状態であることにみられるように、ぼくみたいな若輩をよくもとりあげていただいたものである。『テヅカ・イズ・デッド』を上梓した新進気鋭の漫画評論家・伊藤と、「知の最前線」とやらを走る東にとって、こんな「狭いブログ論壇」(東)のカスみたいな存在をとりあげるのもお手をわずらわせるようで申し訳ない。また、多くの人にとっても紙屋ときいて「だれそいつ」状態ではないか、そんなもので対談の冒頭のモチーフにして大丈夫なの、と他人事ながら心配する次第。 伊藤剛は「思想地図」vol.1で大塚

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    urahayate 2009/03/12
  • ODN:サービス終了のお知らせ

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    urahayate 2009/02/07
  • 小畑健・大場つぐみ『DEATH NOTE デスノート』

    小畑健・大場つぐみ 『DEATH NOTE デスノート』 批評家などの間で昨年(2004年)、非常に評価が高かった作品。 むろん、少年ジャンプ誌上でも絶大な人気を誇ったわけで、青少年読者にも歓迎された。 『このマンガを読め! 2005』(フリースタイル)を読むと、「まるで浦沢直樹のようなミステリー仕立てで、少年マンガとは思えない」(夏目房之介)、「21世紀版『罪と罰』」(斎藤宣彦)、「この人(小畑)じゃなかったら、こんなネームだらけの心理戦ばかりの展開の話を漫画に出来ないですよ」(江口寿史)などと絶賛の言葉が並ぶ。 ちなみに同書での竹熊健太郎のコメントは「行き詰まる頭脳合戦はまことにスリリング。非常によく練られた設定と展開」、というものだった。 「行き詰ま」ってどうする。 そのノートに名前を書かれた人間は必ず死ぬ、という「デスノート」を拾った主人公・夜神月(ライト)は、それを使って犯罪者=

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    urahayate 2009/01/31
  • 紙屋研究所 - 矢沢あい『NANA』

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    urahayate 2009/01/30
  • 1周年記念企画

    早いもので、このサイトをたちあげてから、6月20日で1周年になる。 日ごろのご愛顧にこたえ、感謝の意をこめて、なんかやることないかなと思っていたのだが、せっかくマルクス主義者のサイトなので、1周年にふさわしく、マルクスにインタビュアーをお願いしようと思った。じつに、121年ぶりに、ロンドンのハイゲートの墓から娑婆に出てくるという、これまでにも世界に例がない企画で、いま世間はこの話題でもちきりである。 「マルクスにインタビュー」、みたいな企画にすると、クロカンみたいになるので、避けました。 いちいち指図するのはおこがましいのですが、べつに1部から読みはじめる必要はなく、興味のあるところだけ読んで下さい。 第1部:紙屋研究所アクセス向上にむけた苦闘 ・奥さんにも内緒で ・ヤフーのブラックリストに載った? ・友人や職場にバレる 第2部:アクセスしてる奴は誰か~解析結果をよむ ・常連客は推計何人い

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    urahayate 2006/08/20
  • 紙屋研究所の案内図

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  • ヤマカム

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    urahayate 2006/07/30
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    urahayate 2006/02/06
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