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2008年11月21日のブックマーク (3件)

  • 宮沢賢治 - ウラ・アオゾラブンコ

    宮沢賢治 【みやざわ・けんじ】 詩人、児童文学者。明治29年8月27日〜昭和8年9月21日。岩手県花巻に生まれる。大正4年、盛岡高等農林学校に入学、短歌や散文の習作をはじめる。大正10年、稗貫農学校(現、花巻農業学校)の教諭となる。大正13年、詩集「春と修羅」を刊行。天文、地質、化学などの豊穣な語彙や、死をめぐる苦悶と鎮魂が渾然となった特異な作品世界を展開した。また同年には童話集「注文の多い料理店」(大正13)も刊行。説明的・教訓的な童話とは異質な、独自の童話群となっている。大正15年に農学校を退職し、独居自炊の農民生活をはじめ、稲作の施肥や改良品種を教えるなど、農民たちとの交流を深める。昭和8年9月21日、急性肺炎により死去。享年37歳。生前にはほとんど評価されなかったが、草野心平らの尽力により、死後になって全集が刊行され、評価を高めた。代表作は「春と修羅」、「注文の多い料理店」、「グ

  • 「雲の信号」と雁

    数年前から、「石碑の部屋」の「雲の信号」詩碑というページに、この作品に関する私なりの解釈を載せていました。この「信号」というのは、いったい何の「信号」なのかということについて、わからないままにあれこれ思ったことを、書いてみていたのです。 すると最近になってひょんなことから、賢治と鳥との専門家でいらっしゃる方から、「雁は冬鳥なので、日列島では繁殖行動は見られないのですよ」ということをご教示いただきました。 それで、この作品についてどう考えたらよいか、ちょっと思案中なのです。 で、まずはその作品全文をご紹介しますね。 雲の信号 あゝいゝな、せいせいするな 風が吹くし 農具はぴかぴか光つてゐるし 山はぼんやり 岩頸だつて岩鐘だつて みんな時間のないころのゆめをみてゐるのだ そのとき雲の信号は もう青白い春の 禁慾のそら高く掲げられてゐた 山はぼんやり きつと四杉には 今夜は雁もおりてくる (

    「雲の信号」と雁
  • 「雲の信号」詩碑