トップ > 特集・連載 > 東京都知事選2014 > 記事一覧 > 記事 <首都 この先…> 認証保育所の行く末見えず Tweet mixiチェック 2014年1月29日 保育所に入れない「待機児童」が全国で最も多い東京。リーマン・ショック後の二〇〇九年から急増し、毎年八千人前後で推移する。解消策として、都は独自の保育制度「認証保育所」の設置を進めてきた。昨年四月現在で認証保育所が預かる子どもは二万一千七百九十六人。保育サービスを利用する都内の子どもの一割に当たる。その行く末が今、見えなくなっている。 認証保育所は〇一年、当時の石原慎太郎都知事が、大都市に合った新しい保育施設として鳴り物入りでスタートさせた。保護者の利便性を考え、国の「認可保育所」より開所時間は長くした一方、事業者が設置しやすいよう部屋面積の基準は国より狭く、資格を持つ保育士の割合も少ない。 そのため国からは補助金をもら