STAP細胞論文問題で、理研がユニットリーダーの小保方晴子氏(30)に責任を押し付けているとの批判が識者らから相次いでいる。むしろ理研が小保方氏を利用したとの報道まで出ているからだ。 「未熟な研究者」「論文の体をなしていない」「常道を逸している」…。理化学研究所が2014年3月14日に行った中間報告の会見では、理研幹部から小保方氏を批判するフレーズが相次いだ。 ■「小保方さんに罪をなすりつけている」 理研によると、小保方氏は、画像の切り貼りについて、「やってはいけないことという認識がなかった。すみません」と釈明したり、流用が指摘された画像について、「どこから取ってきたか覚えてない」ととぼけたりした。 確かに、こうした認識は、研究者として信じられないとの指摘がネット上などでも多い。しかし、論文は、発生・再生科学総合センターの副センター長らも執筆などに関わっており、なぜ問題が見過ごされ