承前 http://togetter.com/li/759948 WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。 Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳) http://www.japan-who.or.jp/commodity/kenko.html このように定義されている「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」というのは、本来ならばわざわざ言うまでもなく【価値】の領域にあ
国のアルツハイマー病研究「J―ADNI(アドニ)」の被験者データの取り扱いをめぐる問題で、東京大の第三者委員会は22日、データの「改ざん」を認定せず、「研究の指揮管理体制の不備で混乱が生じた」とする報告書を公表した。東大はこの責任を問い、研究代表者の岩坪威(たけし)教授を厳重注意にした。厚生労働省は研究班の体制を見直し、後続研究を再開させる方針だ。 弁護士や外部の研究者ら6人でつくる第三者委の報告書によると、被験者の記憶力を試す検査の実施日や実施時間について、データを集約する事務局が検査ルールに沿って事実と異なる記載をするよう指示し、病院側がその通りに書き換える誤りがあったと認定。チェック体制の不備による「ヒューマンエラー」や事務局の「知識不足から生じたミス」とした。 しかし、検査時間が書き換えられたデータの多くは、病院側の「時計の見間違いだった」などとする説明から「修正」と判断。厚労省の
アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指す国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究成果が出せなくなっている問題で、東京大学の第三者委員会は、多数の患者のデータを扱うのに基本的な準備を行わなかった結果、コンピューターのシステムを数億円かけて何度も作り直すなど混乱が生じ、研究成果の発表に遅れが生じたなどとする調査結果をまとめました。 この問題は、アルツハイマー病の根本的な治療法の開発を目指し、東京大学など全国38の大学が国などの資金23億円以上を投じて進めてきた「J-ADNI」と呼ばれる国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究の成果が出せない状態になっているものです。 東京大学の第三者委員会がまとめた報告書によりますと、研究では、全国の500人以上のアルツハイマー病の患者などに協力を求めたにもかかわらず、患者のデータをどのように扱うのかを決める責任者を置いていませんでした。
「ヒラノ教授、あんたの時代はよかった」。工学部ヒラノ教授シリーズを読んだ現役教授たちは、私とおなじようにつぶやくだろう。ご本人は、どこがよかったのか、とおっしゃるかもしれない。しかし、20年ほど前、いろいろと不自由や不条理はあったけれど、国立大学はゆるくてのどかな場所だった。 この本では、その時代にヒラノ教授が(たぶんやむなく)手を染められた不正行為が大胆に開陳されている。しかし、窃盗罪や詐欺罪でも時効は7年。東京工業大学を停年で辞されてから10年以上になるヒラノ教授、いまさら咎められることもありますまい。それに、20年ほど前は、やったらダメとわかっていても、いかんともしがたい事情が多々あった。 某省の研究費など、どういう理由かは知らないが、毎年2月にならないと振り込まれなかった。単年度決済なのだから、3月の中旬までに使い切る必要があるにもかかわらず、である。もちろん計画は一年かけて遂行す
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 世間はクリスマス気分で盛り上がっていますが、僕の方は1月28日の国立大学協会での発表に向けての準備で睡眠不足。昨夜も午前2時を過ぎましたが、今日も午前2時を過ぎてしまいました。おまけに、時々あることではあるのですが、うとうとしながらコンピュータを打っていて、ほとんど書き終わったブログを消してしまいました。でも、気を取り直して再度入力。今回の分析では、けっこう明快な結論が出ましたからね。このブログでは、日本の研究面での国際競争力の低下の原因を”断定”しますよ。 *********************************************************** 4.大学への公的研究資金と学術論文産生の国際競争力との関係性 この節では、大学への公的研究資金の増減が学術
2014-12-24 光強度の齟齬の原因 論文 齟齬の原因の背景には,分野間の測定法の違いがありました. ぼくの場合は,学部・修士時代に植物環境工学(以下,植物分野)の研究室に所属し,そこで光の測定法を学びました. 一方,前記事のコメント欄にある著者の堀先生からの情報の通り,論文に記載されている機器を用いた測定法は,現在,昆虫の光応答の分野(以下,昆虫分野)ではスタンダードになりつつある手法であるようです. その後のメールのやり取りで,堀先生からは,一般に植物分野の光強度測定によく使用されるLI-Cor製ライトメーターによる測定データをいただきました. ぼくからもご紹介させていただきますと,測定された結果,「Fig.1aのショウジョウバエ蛹に照射しているグラフでの光強度は90 umol/m^2/s.ある天気が比較的良い日の太陽光の測定値(400~500 nm)は260 umol/m^2/s
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