著作権情報センターCRIC主催、福井健策さんが司会のシンポジウム。ぼくが話したことを4点メモします。 ◯海賊版対策をどうする? 知財本部でも、クールジャパン戦略でも、海外展開をどうするかは、デジタル化と並ぶ柱です。 守りとしての海賊版対策は、政治テーマでもあり、CODAなどの対策も厚くなっています。だが、攻めているのか?のほうが重要。コンテンツ産業の輸出は縮小傾向にあります。2006年から2011年にかけて、映画は10%、ゲームは20%、放送は30%の減少です。 海賊版対策はエンフォースが重要。ハリウッドは中国企業と正規版を開発・販売しているので、中国当局はそれを守ろうとしています。攻めることによって守る姿勢です。この点、日本企業はどれだけ攻めているでしょう? ファンサブ問題も、自分たちがどれだけ攻めるかによって、位置づけも対応策も変わるでしょう。海賊版対策や制度対応以上に、ビジネスとして