国民民主党が夏の参院選京都選挙区(改選数2)で、日本維新の会が擁立する新人の楠井祐子氏(54)を推薦する方向で調整していることが19日、関係者への取材で分かった。 京都選挙区では立憲民主党現職の福山哲郎氏(60)が立候補を予定し、連合も推薦を決定。ただ、国民の前原誠司選対委員長(衆院京都2区)は以前から福山氏の支援に消極的な姿勢を示しており、対応が注目されていた。 関係者によると、前原氏が会長を務める国民京都府連は16日に会合を開いて楠井氏への推薦方針を決め、党本部に上申していた。19日の党執行役員会で了承されたといい、20日の両院議員総会に諮った上で維新側と協議に入る。 一方、維新は静岡選挙区(改選数2)では候補者を擁立せず国民系の無所属現職を推薦する方向で検討しており、両府県での選挙協力は両党の今後の関係を占う試金石になりそうだ。 京都選挙区では、自民党新人で京都市議の吉井章氏(55)