米スタンダード&プアーズによる日本国債の格付けが下がって、菅首相が「そういうことには疎いので」と発言、野党やらマスコミやらに袋だたきにあってます。こういう揚げ足とりやすいことをホイホイ言う首相も首相ですけど、こんなもんは「疎い」上等、数年前ならまだしも、今これを過度に信用しようとする輩の見識を疑いますね。 格付け会社って、競馬の予想屋と同じです。一生懸命分析して答えを出してくれますが、はずれたって責任とっちゃくれない。信用して馬券買ったアナタが悪いって話で、格付けなんて所詮、そんなものです。それを学ばせてくれたのが、リーマン・ショックでした。 リーマン・ショックは米国の住宅ローン破綻から起きた、というのが定説ですけど、「格付け」システムも相当な重罪人です。「格付け盲信がリーマン・ショックを起こした」と言い換えたって、絶対にまちがいにはなりません。だから、「疎い」でいいんだよ……といって