二代目 桂 枝雀(かつら しじゃく、1939年〈昭和14年〉8月13日 - 1999年〈平成11年〉4月19日)は、兵庫県神戸市生まれの落語家。出囃子は『昼まま』。本名:前田 達(まえだ とおる)。 3代目桂米朝に弟子入り後、2代目桂枝雀を襲名して頭角を現す。古典落語を踏襲しながらも、客を大爆笑させる芸風で、師匠の米朝と並び上方落語界を代表する人気噺家となった。高い人気を保っている中でうつ病を発症し、1999年に自殺を図って意識不明となったまま死去した。 実の弟はマジシャンの松旭斎たけし。長男は桂りょうば[1]。 1939年、神戸市灘区中郷町にブリキ工を営む父の長男として生まれた[2]。上に姉が3人おり、5人きょうだいの4番目だった[2]。 1945年6月、5歳の時に神戸大空襲に罹災し、父親の出身地である鳥取県倉吉市(当時は倉吉町)の親類の元に疎開[2][3][4]。1946年4月に倉吉町