「なぜ社会学には(そして主に社会学において)権力という概念があるのか」とか書いたら今度は社会学者がコメントを書いてくれるかな?とか思いましたが、悪趣味なのでやめときます:-) 最近いまさならながらの「ミクロ-マクロ問題」(社会学にはそういうのがあるのです)について、教科書のこともあって改めてつらつら考えていますが、社会学での「行為-構造」論って、そのポテンシャルがあまり研究に生かされてないですよね。 一番分かりやすくこの図式を利用するモデルが再生産論だと思います。が、本場にいらっしゃる研究者の方(このあいだ学会でお会いした方だと思うのですが)が書かれていますが(ブルデューのハビトゥス概念)、確かに再生産なんてことをいうだけならギデンズやブルデューが多くの枚数を割いて、誤解されやすいややこしい概念(「場」とか「構造の二重性」とか)まで作って理論を提起する必要なんてないわけです。 とはいえ、追