「高齢者」を意識する「きっかけ」があるとしたら、それはどこなんだろう… そんな疑問を感じながら歩いていた通院の道すがら一人のおばあちゃんに声をかけられた。 「歩き始めたら杖がないことに気づいたの…。あのバス停に置いてきたんだと思うんだけどここからあなた、見える?」とおっしゃいます。 ほんの20メートル先のバス停の椅子に立て掛けるように「杖」があるのが見えました。 「あ、バス停のベンチにありますね…」 「やっぱりそうか…」と戻ろうとしたので、「ちょっとここに居てください。取ってきますね」と言って取りにいきました。 ↑ ちょっと遠いと見にくいですよね… 戻ってくると「ああ、本当にありがとう。杖を持って3週間ぐらいなんだけど、時々忘れてちょっと歩いてから気が付くのよ!本当にありがとう」とおっしゃいました。 「いえいえ、あって良かったです」と言ってその場を離れようとしました。 おばあさんが、「今は