エンジンやタンクなどの主要部品の約80%を3Dプリンターで製造したロケットを、米宇宙ベンチャーのRelativity Space(レラティビティ・スペース)が打ち上げた(図1)。同社初の衛星打ち上げ用ロケット「Terran(テラン)1」初号機がそれだ。2023年3月23日12時25分(米東部夏時間22日23時25分)、ケープ・カナベラル宇宙軍ステーション(米フロリダ州)から打ち上げられた。 ケープ・カナベラル宇宙軍ステーションの「LC-16」射点で撮影された写真。LC-16は1950年代に大陸間弾道ミサイル「Titan(タイタン)」の試験打ち上げ用に建設され、1988年以降は使用されていなかった。(写真:Relativity Space)