高効率の直流電源 省部品で高昇圧、低ノイズを実現:燃料電池や環境発電などに適用(1/2 ページ) 神戸大学と国立中興大学(台湾)の研究グループは、受動部品の削減が可能で、高い昇圧能力と低ノイズを実現した「高効率直流電源」を開発した。燃料電池や環境発電、医療機器などで用いられる電源装置に適用していく。 基本形回路と比較し、入出力電圧比は最大16倍に 神戸大学大学院海事研究科/水素・未来エネルギー技術研究センターの三島智和准教授と国立中興大学(台湾)の頼慶明教授らによる研究グループは2024年4月、受動部品の削減が可能で、高い昇圧能力と低ノイズを実現した「高効率直流電源」を開発したと発表した。燃料電池や環境発電、医療機器などで用いられる電源装置に適用していく。 燃料電池や環境発電などでは、比較的低い直流電圧で電力を生成するのが一般的である。これを電子機器で用いるには、インバーターの入力電圧に合