「三国志」と言えば中国の後漢末期から滅亡後の混乱期を描いたお話ですが、実は中国人よりも日本人のほうが内容について詳しいというのをご存知でしょうか。恐らく日本では小説やマンガ、ゲームなどの影響が大きいとは思いますが、日本人が自国の歴史の中で戦国時代だけよく武将などの名前が知られているように、中国でもどちらかと言えば「水滸伝」などの舞台となった宋代のほうが人気があり、認識されているようですね。 さて今回は三国志を題材とした「蒼天航路」というマンガのご紹介ですが、みなさん三国志と聞いて思い浮かべるのはNHKの人形劇でしょうか、横山光輝先生のマンガ「三国志」でしょうか?それとも吉川英治先生の小説版でしょうか。 これらの作品の共通点は主人公が蜀の劉備玄徳というところですが、今回取り上げるマンガの「蒼天航路」の主人公はなんと劉備の最大のライバル曹操です。 20年前はガッツリほぼすべてのマンガを読んでい
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