(CNN) 雨上がりの空などに、まれに「枝分かれ」した虹が架かることがある。米エンジニアらによる国際チームが、コンピューターを使ったシミュレーションでその仕組みを解明した。 米グーグルのソフトウエア・エンジニア、イマン・サデギ氏が、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の博士課程で虹の発生過程を研究した。同校のコンピューター・グラフィックス専門家、ヘンリク・ヴァン・ジェンセン教授やスペイン、英国、スイスの研究者らの協力により、シミュレーション技術を駆使してさまざまな虹を再現。チームは近く、成果を専門誌に発表する。 虹の外側にもう1本、薄い虹が出る「二重虹」では、外側の虹は水滴の中で光が2回反射するという仕組みが知られている。 一方で、枝分かれした虹は、球状の水滴だけでは説明がつかない。より大きく平らな「ハンバーガー型」の水滴が、別の角度で光を反射していると考えられる。 枝分かれ現象が起きるため