暴力的なゲームにより攻撃性が高まっても、暴力的な犯罪が増加するとは限らないとする研究結果が4月に発表されたが、これが米国内での犯罪発生率減少の一因として考えられるとBBC Newsが指摘している(SSRNに掲載された論文、 BBC Newsの記事、 本家/.)。 研究は米テキサス州のベイラー大学およびテキサス大学アーリントン校、ドイツのCentre for European Economic Researchの研究者らが共同で行ったもので、暴力的なゲームは攻撃性を高めるものの、ゲームに多くの時間を割り当てることにより犯罪に関わる機会が減少するというものだ。このような効果はゲームの内容が暴力的かどうかに関わらずみられるものだが、結果として「犯罪に関わる機会」を奪う効果の方が、ゲームによって誘発される攻撃的な行動よりも大きいとのことだ。 米国では1991年以来犯罪発生率が減少しており、殺人およ