ガウディはつくれるか? 建築家と職人が挑む巨匠未完の建築常滑焼の産地として全国的に知られる愛知県常滑市にある「INAXライブミュージアム」。ここで、スペインの巨匠、アントニオ・ガウディを人の手で「つくる」視点から紐解くとともに、建築家と職人が、土やタイルなど伝統素材の表現の可能性を公開制作で探る試みが行われた。4月15日から開催されるお披露目展『完成!常滑ガウディ』に向け、職人たちが切磋琢磨しながら作品に挑む姿を追った。 「つくるガウディ ー塗る、張る、飾る」展の会場内観 撮影=梶原敏英 (Toshihide Kajihara) ガウディ未完の建築への挑戦 INAXライブミュージアムは、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生したLIXILが、INAXブランド発祥の地・愛知県常滑市で展開する、土とやきものの魅力を伝える文化施設。1924年設立の伊奈製陶の遺伝子を受け