4月に欧米の複数のニュースメディアで公開された映像には、こんな場面が収められている。登場するのは、椅子に座った水着姿の若い欧州系女性。男性の声が「セックスについてどう感じている?」と問いかけると、少し間を置いてこう答える。「世界で最も魅力的なことのひとつ。悪いことなんてひとつもないわ」。 女性の名前はハーモニー(Harmony)。この映像がニュースになった理由は、彼女が人間ではないからだ。 ハーモニーはシリコン樹脂の皮膚(と精巧に再現された女性器)、プログラム制御の駆動機構、そしてAI(人工知能)でシミュレートされた人格を備える最先端のラブドール。人間と会話できる「セックスロボット」として、メディアの脚光を浴びている。製造元は、シリコン樹脂製の高級ラブドールの草分け・米アビスクリエイション。発売予定は来年、予定価格は1万~1万5000ドルだ。 進化する「テレディルドニクス」 人間の言葉を認
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