新型コロナウイルス感染症予防として、トイレ後の手洗いはとても重要です。 トイレでは、ドアノブ、手すり、スイッチ、ふた、便座、洗浄レバー・ボタン、トイレットペーパーホルダー、蛇口等、手に触れる部分を消毒するなどして、衛生を保つことが必要です。 感染症予防の手洗いの目的は、手指に付着しているかもしれないウイルスを落とすことです。目に見える汚れはもちろんのこと、日常生活において一時的に皮脂膜にくっついた菌(皮膚通過細菌)も落とすことが大事です。手洗い方法は厚生労働省をはじめとして、様々な資料が公開されていますし、以前に記事を書きましたので、そちらを参考にしていただくとして、今回、とりあげるのは「石けん」です。 感染予防としての石けん選びについて、伊与亨氏(北里大学 医療衛生学部 公衆衛生学研究室)に話を聞きました。以下、その内容をご紹介します。 石けん選びのポイントは?加藤 トイレ後に手を洗う際