ハッカー、ジャーナリスト、技術者たちは、自分のラップトップをステッカーで埋め尽くすのが大好きだ。有名企業に務めることを自慢したり、セキュリティに関するワークショップに参加したことをひけらかしたり、ビットコインへの興味を示すひともいる。 もちろん、どんなステッカーを貼るかは個人の自由だ。しかし、ステッカーだらけのパソコンは、当局やコンピュータ内の機密情報をつけ狙うハッカーの餌食になったり、トラブルの原因にもなりうる。 「会議、国境検問所、空港、公共の場では、ステッカーは、オポジション・リサーチ(訳注:対立する相手にまつわるネガティブな情報の収集、調査)や産業スパイ、法的審査や調査の対象にされる原因になるかもしれません」とチャットで説明してくれたのは、テック系NGO〈Tactical Tech〉でネットの安全性・プライバシー部門の責任者を務めるマット・ミッチェル(Matt Mitchell)だ