Oracle OpenWorld San Francisco2005のキーノートに登場したオラクル・コーポレーション(米国)のCEOラリー・エリソン氏が、「Project Fusion環境でIBMのWebSphereをサポートするという発表には、大勢の人が驚いたはずだ。ミドルウェアの領域では、IBMの製品であっても認定し動作を保証していく」と発言したのは2005年9月のことだ。 さらにこのとき、「未決定事項だが、Oracle Fusion ApplicationsでOracle以外のデータベースも認定保証することを検討している」という衝撃的な発言が飛び出した。 かつてのオラクルは、オープンな技術を取り入れて業界標準に積極的に対応するとはいえ、最終的にはOracleのデータベースを中核に自社のさまざまなソフトウェア群で周りを固めたシステムを、最良のソリューションとして提供してきた。オラクル製